ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

INAC神戸 クラブ運営 ファン、経営、強化の3本柱

2021-05-17 | Weblog
2021年令和3年2月3日水曜日
神戸新聞朝刊文字おこし

神戸大・本紙提携 「神戸地域講座」から

INAC神戸取締役社長 安本卓史さん

クラブ運営
ファン、経営、強化の3本柱

サッカークラブの経営では、ファン拡大や
経営戦略、選手強化が重要だ。三つの要素がからみ
合い、バランスよく保つことで円滑な経営が実現出来る。

クラブは今、スポンサー企業との連携事業に力を
入れている。即席麺で知られる食品会社との連携では、
選手が同社の製品を使って料理する試みをした。
冠婚葬祭会社のケースでは、選手がウェディング
ドレスを着た。これらの活動は商品の注目度を高める
だけでなく、選手にもファン獲得などで効果がある。

現在ファンクラブの登録者が1500人以上いるが、
40~50代の男性が圧倒的に多い。そこで、
選手と同世代の若い女性に楽しんでもらえる
ような取り組みを進めている。

若い女性にスタジアムへ足を運んでもらうため、
女子高校生・大学生の入場を無料にした。会員制交流
サイト(SNS)では、若者の利用が多いツィッターと
インスタグラムでキャンペーンを行っている。一連の
活動で10代や20代に関心を持ってもらえるように
なったが、グッズなどの販売が伸び悩んだ。今は
50代の利用も多いフェイスブックを活用している。

多方面から幅広い層に発信できるよう工夫することで、
コロナ禍で苦境に立たされても、独自戦略でファンの
心をつかむことができると思っている。

また、神戸に本拠を置くクラブとして、地域密着にも
こだわっている。クラブのエンブレムを、ポートタワー
をINACのIに見立てたものに新調したのもその一環だ。
阪神・淡路大震災関連のチャリティーイベント
にも取り組んでいる。

スポーツには人を元気にする力がある。地域、ファン
に愛されることが強いチームの条件。私たちのクラブ
もそこを目指している。(まとめ=神戸大経営学部・伊狩裕一)

やすもと・たかし
1973年大阪市生まれ。近畿大商学部卒。楽天株式会社
でチケット、ゴルフ事業に携わり、2013年に
ヴィッセル神戸常務取締役就任。18年から現職。




5月16日(日)閲覧数:647PV 訪問者数:363人

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする