女子サッカー クローバー米子フィオーレFC 「なでしこ」の夢 新章

2021年令和3年5月7日金曜日、日本海新聞文字おこし

女子サッカー「クローバー米子」　「なでしこ」の夢新章
3年目　新監督就任など体制強化

プレーと運営の両面でクラブを引っ張る坂梨主将
=鳥取県大山町加茂の鳥取県フットボール
センター大山夕日の丘神田

鳥取県米子市を拠点とする女子サッカークラブ
「クローバー米子フィオーレFC」が創設から3年目を
迎え、再スタートを切った。女子アマチュア最高峰
の「なでしこリーグ」昇格を果たすため、専任スタッフ
を配置するとともに新監督を迎えた。女子サッカー
リーグ再編に伴う移籍の影響もあって9人での
シーズンインとなったが、サッカーを通じた
地域活性化への思いを貫く。

米子フィオーレは、女性選手が社会人になっても
鳥取県内でプレーを続けられる環境をつくろうと、
保育施設を運営するクローバーホールディングス(米子市)
の支援で2019年に創設された。メンバーの多くは
保育補助などして働きながらプレーしている。

攻守の要のボランチを担う坂梨さくら主将(28)は、
クラブの専任スタッフとして選手の勧誘や
パートナー企業探しでもクラブを支える。要望があれば、
地域イベントにもどんどん関わっていく考えだ。
「鳥取にプロチームがあり、下部組織が
できるようになれば」と夢を語る。

なでしこリーグ昇格を目指す
クローバー米子　3年目の挑戦
ここで働き、成績残す
千歳監督　地域振興へ「やりがい」

女子サッカーを取り巻く環境は厳しい。なでしこリーグ
でもプロ契約を結んでいる選手はほんの一握り
しかいない。クローバー米子フィオーレFCをプレーと
運営の両面で引っ張る坂梨さくら主将(28)も仕事と
両立させながら競技に取り組んできた。

つづく




10月2日(土)　閲覧数:487PV 訪問者数:286人