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ランドマークタワー内、横浜ロイヤルパークホテルの65階に、お茶室「開光庵」があります。耳にはしていましたが、今回初めて行ってきました。
フロントで確認をすると、4時から予約が入っているがその前なら大丈夫とのことで、エレベーターで65階にあがりました。静かな廊下を通って行くと和風の入り口にたどりつきました。扉をあけ、露地を模した通路を進むと、その先に絶景パノラマが広がっていました。光が開けるという名に相応しい場所、蹲踞の水音だけの静かな空間です。
開光庵
http://www.yrph.com/other/tea/index.html
四畳半台目、八畳広間、立礼席の3席があります。
「立礼、冷茶、温かいお抹茶のいずれか差し上げますがどれになさいますか。」
通常こちらの庵は江戸千家の方が責任者として取り仕切っているとのことですが、この日は週に1回、裏千家の方がご担当の日でした。
四畳半台目席で薄茶を頂戴することにしました。横浜の老舗のものという主菓子“おみなえし”、鶴屋吉信の干菓子“桔梗と秋桜”が出され、お点前が始まりました。もう、秋の花ばかり。
同門で、一客の気楽さから、色々お話しながら楽しい席となりました。なんという贅沢。
普段は江戸千家流なので道具やしつらえも微妙に違うこと、土日は茶道をたしなむ方から初心者まで様々なお客さんでにぎわうこと、年に2回68階の和食“四季亭”で懐石を楽しんだ後、濃茶薄茶を楽しむ会が催されること、などなど。
あっという間に薄茶が出され、主菓子も食べきれずに慌てて頂くと、亭主が「もう一服いかがですか?」と言ってくださいました。本来なら遠慮すべきなのでしょうが、一人だけでお菓子もまだたくさんあったし、構いませんからという言葉に甘え、もう一服頂くことにしました。
「自分がたくさんいただくのが好きなので、大服になってしまうんですよね。」
「私もです。でも、折角ですからお客としてはちょっとよりはたくさん頂ける方が嬉しいですよね。」
本当においしいお茶でした。京都芳香園の妙寿。
芳香園 妙寿
http://www.houkoen.co.jp/01/01-4.html
お点前が終わって、ゆっくり席をご案内下さいました。四畳半台目の席の床の間には、色紙がかけられ、その下に焼き物の花入。ですが、花が入っていません。
「江戸千家では、色紙に花が書かれているので、その下に花は飾らないということで、このようなしつらえになるそうです。」
八畳広間には、“天遥か鶴飛び高し”と力強く書かれた掛物。ニチニチソウとキンシミズヒキの花。
「雅子妃殿下の書の師が書かれたものだそうです。高い位置にあるこの庵に相応しく、おめでたいお軸ですよねえ。」
立礼席では、
「今日は裏千家のように飾っておりますけど、江戸千家では、お茶碗や棗なども全部飾り付けてからお点前をするみたいですよ。」
「夏に裏千家では焼き物の香合は使いませんけど、こちらには焼き物が置いてあるんですよね、きっと使うんでしょうね。」
席と道具の貸し出しもしており、懐石は68階の和食処が準備してくれるので茶事もできそうですが、炭は使えないそうです。淡交会青年部でもお茶会で何度か使われているようですが。
義母も若い頃お茶をたしなんでいたので、今度一緒に来てみようと思いました。江戸千家のお点前にも興味があります。
すっかり楽しんで、1155円(税サ込)。ケーキで紅茶もいいけど、こういう楽しみ方もいいなあと思いました。予約や貸出がされていなければ、いつでもお茶が頂けるとのこと。散策ついでにふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
フロントで確認をすると、4時から予約が入っているがその前なら大丈夫とのことで、エレベーターで65階にあがりました。静かな廊下を通って行くと和風の入り口にたどりつきました。扉をあけ、露地を模した通路を進むと、その先に絶景パノラマが広がっていました。光が開けるという名に相応しい場所、蹲踞の水音だけの静かな空間です。
開光庵
http://www.yrph.com/other/tea/index.html
四畳半台目、八畳広間、立礼席の3席があります。
「立礼、冷茶、温かいお抹茶のいずれか差し上げますがどれになさいますか。」
通常こちらの庵は江戸千家の方が責任者として取り仕切っているとのことですが、この日は週に1回、裏千家の方がご担当の日でした。
四畳半台目席で薄茶を頂戴することにしました。横浜の老舗のものという主菓子“おみなえし”、鶴屋吉信の干菓子“桔梗と秋桜”が出され、お点前が始まりました。もう、秋の花ばかり。
同門で、一客の気楽さから、色々お話しながら楽しい席となりました。なんという贅沢。
普段は江戸千家流なので道具やしつらえも微妙に違うこと、土日は茶道をたしなむ方から初心者まで様々なお客さんでにぎわうこと、年に2回68階の和食“四季亭”で懐石を楽しんだ後、濃茶薄茶を楽しむ会が催されること、などなど。
あっという間に薄茶が出され、主菓子も食べきれずに慌てて頂くと、亭主が「もう一服いかがですか?」と言ってくださいました。本来なら遠慮すべきなのでしょうが、一人だけでお菓子もまだたくさんあったし、構いませんからという言葉に甘え、もう一服頂くことにしました。
「自分がたくさんいただくのが好きなので、大服になってしまうんですよね。」
「私もです。でも、折角ですからお客としてはちょっとよりはたくさん頂ける方が嬉しいですよね。」
本当においしいお茶でした。京都芳香園の妙寿。
芳香園 妙寿
http://www.houkoen.co.jp/01/01-4.html
お点前が終わって、ゆっくり席をご案内下さいました。四畳半台目の席の床の間には、色紙がかけられ、その下に焼き物の花入。ですが、花が入っていません。
「江戸千家では、色紙に花が書かれているので、その下に花は飾らないということで、このようなしつらえになるそうです。」
八畳広間には、“天遥か鶴飛び高し”と力強く書かれた掛物。ニチニチソウとキンシミズヒキの花。
「雅子妃殿下の書の師が書かれたものだそうです。高い位置にあるこの庵に相応しく、おめでたいお軸ですよねえ。」
立礼席では、
「今日は裏千家のように飾っておりますけど、江戸千家では、お茶碗や棗なども全部飾り付けてからお点前をするみたいですよ。」
「夏に裏千家では焼き物の香合は使いませんけど、こちらには焼き物が置いてあるんですよね、きっと使うんでしょうね。」
席と道具の貸し出しもしており、懐石は68階の和食処が準備してくれるので茶事もできそうですが、炭は使えないそうです。淡交会青年部でもお茶会で何度か使われているようですが。
義母も若い頃お茶をたしなんでいたので、今度一緒に来てみようと思いました。江戸千家のお点前にも興味があります。
すっかり楽しんで、1155円(税サ込)。ケーキで紅茶もいいけど、こういう楽しみ方もいいなあと思いました。予約や貸出がされていなければ、いつでもお茶が頂けるとのこと。散策ついでにふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
立ち寄ってみたいと思います。
ホテルの茶室といえば、以前帝国ホテルの「東光庵」に毎週、茶花を届けていました。毎回薄茶を点てていただき興味深い話を色々うかがいました。一度だけ暮れに茶室へあがらせてもらいました。その時はしだれ柳を納めたのですが、「器に水は入れない」とおそわりました。水を入れると葉が出てきてしまうからだそうで、なるほどとおもいました。(床は真四角の方円床でした)
あの場所でいただいた抹茶の味は深く印象に残っていつまでも忘れられません。。。
しかも貸しきり状態で、とてもいい経験をされましたねー。
私もいつか横浜に行くときは立ち寄ってみたいです。
たまごさんとご一緒できたらもっとうれしいな~♪
開光庵、平日なら、静かで空いていて穴場だと思います。是非是非いらしてみてください。
美しい露地や庭もいいですけど、高層の風景というのもまたいいですよね。
>帝国ホテルの「東光庵」に毎週、茶花を届けていました。毎回薄茶を点てていただき興味深い話を色々うかがいました。
それはそれは贅沢な素敵なひとときですね。お正月飾りのしだれ柳は清々しく見事ですよね。茶花についても色々約束事があるのでしょうが、私はまだまだ知らないことばかりです。教えて下さいね。
都心には結構茶室があって、以前も以下でご紹介しています。普段開放している茶室は、ついでがある時に立ち寄っていきたいものです。
都心の茶室
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/a4aa61772de07ddb493d8521d7466469
都心でも結構ホテル内に茶室があるところ、多いんですよ。ホテルの茶室っていうと敷居が高いけど、開放されているところもあるし、貸席なら使用検討しているので見せて下さいとホテルに予約すれば見られると思うんですよね。最近は淡交会でも初心者茶道のお稽古場所としてホテルの茶室を使っているところも多いです。
開光庵、横浜にお越しの際は是非ご一緒しましょう~♪