以前、七事式の制定の由来をちょっとお話しました。
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/f5ddc8e8d6b6503c646ddf6961ae09fb
その時はまだ禅語の意味がよくわからないので説明を控えましたが、先日、五事式茶事を先生が催して下さり、少々勉強しました。これから七事式について書いていきたいと思います。
今日は七事式は何故七つなのか、について。
七の数字は陽の正位で、易学においては少陽の数といわれ、一が地平線、乚が地中から気が出てくる姿と言われています。語源的に調べると、「七者、天・地・人・四時ノ始也」とあり、七は宇宙森羅万象の根源を指しているそうです。
また七は万物を形成する七元素を表し、古来めでたい、けじめの数のひとつともされていたとか。
一、地
二、水
三、火
四、風
五、空
六、見
七、識
七元素の中に、見と識が入っているのが興味深いですね。
この他、中国で国を治める要諦として、
一、 祭祀
二、 朝観
三、 会同
四、 賓客
五、 軍旅
六、 田役
七、 喪荒
の大事を上げて、それを司る七事者がいたとあります。
また、中国の「左氏伝」によれば「武の七事」というのがあって、
一には暴を禁じ
二には兵をおさめ
三には大を保ち
四には功を定め
五には民を安んじ
六には衆を和し
七には財を豊にす
とあり、将軍たるものの備えるべき七事(七つ道具)として
一、 弓
二、 矢
三、 刀
四、 剣
五、 甲
六、 冑
七、 戈
を上げています。
七に纏わる言葉や事象が如何に多いかがわかります。昔の人が大事には七つのことを挙げて守ってきた証拠でしょう。
茶道の七事式では、禅の七事をベースにしています。こちらについてはまた。
ところで、ラッキーセブンというのがありますが、欧州でも7はおめでたい数字なのでしょうか。ふと気になりました。
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/f5ddc8e8d6b6503c646ddf6961ae09fb
その時はまだ禅語の意味がよくわからないので説明を控えましたが、先日、五事式茶事を先生が催して下さり、少々勉強しました。これから七事式について書いていきたいと思います。
今日は七事式は何故七つなのか、について。
七の数字は陽の正位で、易学においては少陽の数といわれ、一が地平線、乚が地中から気が出てくる姿と言われています。語源的に調べると、「七者、天・地・人・四時ノ始也」とあり、七は宇宙森羅万象の根源を指しているそうです。
また七は万物を形成する七元素を表し、古来めでたい、けじめの数のひとつともされていたとか。
一、地
二、水
三、火
四、風
五、空
六、見
七、識
七元素の中に、見と識が入っているのが興味深いですね。
この他、中国で国を治める要諦として、
一、 祭祀
二、 朝観
三、 会同
四、 賓客
五、 軍旅
六、 田役
七、 喪荒
の大事を上げて、それを司る七事者がいたとあります。
また、中国の「左氏伝」によれば「武の七事」というのがあって、
一には暴を禁じ
二には兵をおさめ
三には大を保ち
四には功を定め
五には民を安んじ
六には衆を和し
七には財を豊にす
とあり、将軍たるものの備えるべき七事(七つ道具)として
一、 弓
二、 矢
三、 刀
四、 剣
五、 甲
六、 冑
七、 戈
を上げています。
七に纏わる言葉や事象が如何に多いかがわかります。昔の人が大事には七つのことを挙げて守ってきた証拠でしょう。
茶道の七事式では、禅の七事をベースにしています。こちらについてはまた。
ところで、ラッキーセブンというのがありますが、欧州でも7はおめでたい数字なのでしょうか。ふと気になりました。
割り切れない数 7は、ほんとうによく使われますね。
たしかパチンコも 777 ですよね。
茶道でも七種の蓋置、利休七則、利休七哲 etc。
ただ、よく分からないのですが、陰陽五行ですと、木、火、土、金、水の五元素で、七ですと、ちがったとらえかたをするのですね。特に、見、識は、初めてききました。
おっしゃるように、七が使われているもの、多いですね。
私も七元素で見、識が含まれているのには驚きました。色々な説があるのかもしれません。
七の話はまだまだ続くのでこれから宜しくお願いします。