畳職人としても親としてもまだまだ半人前、そんな父ちゃんと子供の成長の記録
取引先の仕事で鎌倉に
納品に行ってきました
使用材料
畳表:熊本県産 高級麻麻畳表
畳縁:高級純綿縁
床の間:龍鬢畳表
床の間は龍鬢畳表に丸い縁を
付けるのが一般的ですが設計士さんからの
依頼で縁なしで仕上げました
畳縁は27ミリ〜30ミリが一般的ですが
細めの21ミリに仕上げています
町内の『三島院』さんの畳工事を
やらせていただきました
既存の畳は丸い紋を半紋と半紋で
ひとつの紋にしていたので
今回は紋が欠けないように
仕上げました
隣り合う畳は丸い紋が
並ぶようにします
こんな感じに仕上げました
使用したのは熊本県産 高級麻麻畳表です
隣の部屋はお茶室などで使う
高級純綿縁を使いました
本日、お客様のお婆ちゃん
障子・網戸の張り替えをさせてもらいました
あと、こっちの網戸が動かないんだけど
何とかなるかしら…?
調整して動きました
サンルームの天井のサンシェードが
壊れてて…何とかできないかしら?
ちょっと大変だったけど直しました
鍵が壊れちゃってるの
何とかできないかしら
これじゃ泥棒入っちゃうので直しました
キッチンの後ろに棚を作って欲しいんだけど
できるかしら
こんな感じで作ってみました
今日のお婆ちゃん
父ちゃんの事『なんでも屋』だと
思ってるのかも(笑)
それが とても嬉しい
畳表は、はた織りような機械で
一本、一本織り込んで作られます
その時に使われる糸には綿糸や麻糸があり
綿糸より麻糸のが丈夫なので
ギュッとたくさんの『い草』を織り込めます
い草を織り込んでいる糸だけでは
一概に言えませんが
綿糸→綿糸W→麻糸→麻綿→麻麻という
具合に畳表のグレードは変わります
本日使わせて頂いたのは
麻麻で織り上げた畳表です
麻麻で織り上げた畳表はとても珍しく
なかなかお目にかかることはないと思います
当店では在庫している麻麻は6枚ほど
しかない為今回は産地で織ってもらいました
一目一目がぷっくりしていて
目の通りもとても綺麗です
この畳を見たら畳を好きになる人が
多くなると思うなーと思うくらい
とても綺麗な畳表です
当店では麻糸と綿糸を組み合わせた
6本芯なんていうマニアック(笑)な
珍しい畳表も扱ってます
中学生の息子から
家庭科の先生が畳縁を少し買いたいと
言ってたよーって言われました
先生が畳縁のバックでも作るのかと
思って少し、いや
かなり多めに持たせたら…
中学の家庭科の授業で
畳縁を使ってペンケースを作る
という事になったようです
そういう事ならと
父ちゃんが小物作り用に買ってある
畳縁を寄付する事にしました
若い子も喜ぶような
オシャンティーな畳縁界一軍です
他店のチラシを見て
うちを思い出していただき
『うちは三谷さんだからさーと』
畳替えのお電話をくださったお客様
とてもうれしいです😊
さらに、畳替えしている間に
ご主人がうちの家族分の
蕎麦を打って用意してくれました
20年の蕎麦打ち歴があるそうで
趣味の域を超えてました
めちゃくちゃ美味い!!
そしてこの蕎麦の端っこの部分
わさび醤油つけて食べると最高です
家族も美味しいと大喜び
蕎麦好き父ちゃん
最高の晩酌です😊
今日はKABEGAの展示会に
行ってきました
デジタルプリントで困った時に
いつも助けてもらっている
オスクの大野さんや
KABEGAの仲間の方達に
色々とお話を聞かせてもらえ
大変勉強になりました
その帰りに
合羽橋道具街に寄って
包丁を買いました
今使っている
包丁は長年研いでいるので
小さくなってしまってます
小さくなっても鋼があれば
研げばよく切れます
まだまだ活躍してもらいます
ご要望があれば
包丁研ぎも致します
遠くの現場でも当店は行きます
遠くに行くと面白いお店に出会えるので
仕事という名目で楽しんでます
嫁がずっと前から行きたかったお店
現場のすぐ近くにありました
すっごいオシャンティー
嫁はすごく勉強になったと大喜びでした
が、いったい何を勉強しているのか…
父ちゃんにはわかりません
木って温もりがあって
夏涼しく、冬暖かい
ミルクティー、それがわかるのねー^ ^
昔ながらの畳の芯材は、
お米の稲藁ですが
最近は木の圧縮ボードや
色々な材質の芯材があります
稲藁床での新畳は
最近はあまり多くありませんが
今月は藁床のオーダーが重なり
特別大きいものから小さいものまで揃ってます
大きいサイズは機械に入るか心配です