父ちゃん日記

畳職人としても親としてもまだまだ半人前、そんな父ちゃんと子供の成長の記録

仕事納め

2008年12月30日 | Weblog
   本日、今年最後の仕事です。
   本日伺ったお宅で畳を引き上げたらこんな新聞が 

    昭和7年12月20日の新聞です     松坂屋の贈答品の広告覧です。
      

         何に使うの?         今の価格にしたらどのくらい?
      
      
上野・銀座高島屋の贈答品ということは通常より
                   高価だとして
               
       この草履、¥2.50って今だといくら?
                   どう読むの?

隠し味

2008年12月28日 | Weblog
           古い畳から新しい畳への入れ替えです。
            
              実はこの畳に少し隠し味が。
  
端っこにプラスチックを縫い付けます    足で踏みながら締めつけます。

藁の畳床は40~50㎝の厚みから5㎝程度にまで圧縮します。
畳床を切った際、切り口が膨らみがちになってしまいます。
この作業をする事で切り口が膨らむのを抑え
畳の角が丸まって形が崩れるのを防ぎ、
畳床自体の耐久性も保ちます。
     
             今回はプラスチックでしたが
            
    このような「板」を畳に縫い付ける特殊な仕事もあります。
    仕上がってしまうと見えなくなってしまいますが
    「隠し味」は見えない所で良い味を引き立てています。  

ばってんこ

2008年12月27日 | Weblog
昨日の夕方、仕事場に遊びに来た娘が怪我をした。
古い畳表の山から落ちたのです。
幸い低い所からだったのでコブ程度ですみました。
    ここから落ちました
  
え~ん おとうた~ん
         と大泣き そこで父ちゃん
痛いの痛いの飛んでけ~
父ちゃんの魔法「ばってんこ!」

  
泣きやんだ今、昼飯を食べに帰宅したら
まだ おでこにばってんこが・・
  
父ちゃんの魔法はまだ効いていた



サンタさんからのプレゼント

2008年12月25日 | Weblog
今朝、子供達の枕元にサンタさんから
プレゼントが届いていました。
一番に起きた息子は妹達を起こし
みんなで空に向かって
「サンタさん、ありがとう」と
息子がもらったのはこれ
        
道路は危険だし砂利や土では滑りにくい為
仕事場に来ました。
息子の上達が早いのか俺の遺伝子が効いたのか
2時間もしない間にナカナカの滑りを
ようこそここへ遊ぼうよパラダイス
        
小学生の頃大ブレイクしたな~
        
        キャー か~君!!
てな具合に嫁の友達のますちゃんは夢中だったらしい。



ショロのほうき

2008年12月23日 | Weblog
今日、伺ったお客さんからの一言
「畳屋さんこれ直せる人知りませんか?」
行商で買ったのですが、たいして使わず柄が折れてしまったと
粉が出てきたそうで虫が食っていたのかな?っと
でも 大切にしたいから修理をしたいと大切に保管していたそうです。

知ってます!!
俺はこの「ショロほうき」を作られたお婆さんと
以前、出会っていたのです。
名刺を頂いていたので連絡を・・・
今は旦那さんもお婆さんも体調が悪くこの仕事を辞めていると
若夫婦さんと思われる方と話をしました。
とても親切に対応して頂きました
作られたお婆さんは「どう壊れてしまったのか」見たいと
これこそ職人です
でも 高齢の為、修復をしたくてもできないと・・
このお婆さんの職人としての気持ち
そして だんだん なくなる
古き良き時代の手の込んだ
心のこもった作品が少なくなってしまうのは
さみしいです。


初めてみた~

2008年12月22日 | Weblog
本日の伺ったお宅で懐かしい物に出会いました。
        
     黒電話です    ラジオです
そして珍しいこの一品
   
これは江戸時代、大名がお花見をやる際に使用した「弁当箱」だそうです。
こんな弁当箱でお花見したらだな

誕生日

2008年12月21日 | Weblog
先日、息子の誕生日でした。

嫁の妹がプレゼントをくれました

成人したばかりで収入は少ないのに・・・
やさしい妹です
中古で買ってきてくれました
中古でも新品でも関係ありません
しかし 問題が
前の所有者がほとんどのポケモンを
ゲットしていてクリアしていたんです。
俺はなかなかゲット出来ないポケモンを
残せば?」と言ったら
「おら、やだ!」と
即答で消去の選択をしました
この気持ち
忘れてました
      さらばギラティナ

      さらばダークライ

自分のズルをしようとした気持ちが
小さくつまらないと思いました。
高校卒業してから入校した
埼玉県畳高等職業訓練校の校長先生の
「楽は苦の種・苦は楽の種
の言葉が思い浮かびました。










回転寿司

2008年12月19日 | Weblog
本日、家族で回転寿司に行ってきました。
ここの回転寿司面白いのです
食べた5皿を回収口に入れると
ルーレットやスロットが回ります。

当たるとカプセルがもらえるんです
30皿で6回ルーレットなどが回り
今回初めて当たりました

息子よ、くじ運あるんじゃない?
年末ジャンボ買い忘れた

超薄い畳

2008年12月18日 | Weblog
先日、左官屋の先輩に会った。
自宅の畳をペットが汚してしまい一枚で悪いが
張り替えてもらえないかな?と
もちろんOK
本日、伺いました。
しか~し 引き上げてビックリ
              見よこの薄さ
              下が通常の畳
          
             厚みを測ってみると
             
         
         3分(9.09mm)
通常の畳は1寸8分(55mm)~2寸(60mm)だから
3分の薄さにはびっくりした。
そこで気になる材質
畳表を剥がしてみると
         
            ベニヤ板
どこまでが畳として認められるのかな?    
とりあえず仕上げたけど
これからは こういった仕事も増えてくるのかな?
文句を言っても始まらない
薄い畳でも何でもやらなくては



畳の下には歴史が・・

2008年12月17日 | Weblog
畳の下には歴史を感じさせる物があります。
ホームページに載せている埋薪(まいしん)もそうですが
畳を引き上げた時、このような黒光りした床板が見えると

ドキドキします。何かがあると
古い物好きの親父と俺には宝探しをする気持です。
床板の切れ目を探しまくります
やはり!ありました

こたつです

このお宅は昭和10年に建築され
昭和42年までは使用していたそうです。
手前の部屋には床下に「火鉢」が4つも
収納されていました。
おじいさんも、おばあさんも手前の部屋の床下の存在は知らなかったそうです。
先代の方が使わない時に床下に収納していたんですね。
俺はこのような家が大好きです