ROUCHE’s ROOM

バイク乗りのKAORI(ROUGE)の日常記録です。
防忘録も兼ねております(^^;

ファルコ

2001-12-02 17:17:12 | ペット
12月2日午前11時5分、実家で飼っていた犬のファルコが永眠しました。
老衰でした。10歳と11ヶ月。
私がそれを知ったのは夕方でした。もう火葬も済ませて、
お寺に納骨も済ませた後でした。
最初に思ったのは「何で知らせてくれなかったの!?」
最期に立ち会えなかった悔しさで父や母を恨みました。
ファルコが苦しんでいるとき、私は何も知らずに、
呑気に買い物などしていたのです。
しかし、父も母も
「誰かが死ぬこと」に人一倍過敏な私に気を使ってくれたのだと
思う事にしました。
一番悲しいのは、いつも一緒だった父母なのだから・・・。
ファルが家に来たのは生後2ヶ月の時。
当時「動物のお医者さん」という漫画が流行っていて、
ミーハーな父と弟が「ハスキーが欲しい!!」と飼ったのです。
しかし世話は私と母に任せきり。
どんどん大きくなるファルと小柄な母と私。
散歩は一苦労でした。
身体は普通のハスキーより大きいくせに気が弱くて優しい子でした。
私がバイクの免許取ってビラーゴが納車された時、バイクに焼き餅焼いたっけ。
散歩の時、私が少しでも前を歩くと、負けないように走り出したり。
DUCAのエンジンの音が聞こえると遠吠えしたり可愛い奴でした。
私にとったら実の弟みたいな存在でした。身体も私と同じ位あったし。
今年の夏過ぎた辺りから目に見えて弱ってきました。
散歩を億劫がるようになったり、寝ている事が多くなったり・・・。
でも食欲もあったし、何処が悪くなった訳じゃないから、
このまま永遠に一緒にいられるような感じがしていたのです。
それが突然の訃報・・・。
ペットを飼うときは、いつか来る別れを覚悟しなければいけないのだけど、
心の中では、解っていても否定していたのです。フ
ァルが死ぬ訳無い・・・と思ってしまっていました。
しかし、ファルの最期の親孝行だったのでしょうか?
以前TVで犬のボケの事をやっていた時、
母と「ファルがボケたら人間と同じ大きさだから大変だね」
と心配していたのですが、
ファルはボケる事も、寝込む事も無く逝ってしまいました。
それも日曜日、皆が居る時に。
これが平日だったら母1人で大変だったでしょうし、
寝たきりの生活が長くなっても同じです。
最期まで良い子でした。
苦しんだ時間も少なかったと聞きます。それだけが幸いです。