日記 健康
手術の縫い目がたまに痛痒くなる程度で、体調は良いです。
食欲も減退せず、体重も増加の一途です。汗
先日、癌による胃全摘知人老人が、
『それにしてもあんたも凄いね。もう何処も悪くないんでしょ? あとはもう一度位再発して、それ治して終わらせればいいじゃない?』
と、言って来ました。
『 縁起でもない事言ってんじゃねーぞっ! ジジイがよっ!!』
と、喉まで出かかったところを、なんとかグッと堪えました。
私も大病を患い、随分と成長致したものでございます。
ジジイ、長生きしろよ!
本当、今では笑い話のような…。
歩けなくて病院内を車椅子で押してもらった日々が、まるで夢ごとのような、嘘のような…。
そんな気持ちなのございました。
時に大笑いすると、縫い目とは別に腹の内部が痛くなるので、ああ大手術したんだった、と、思い起こされたりも致します。
それにしても大病の巧妙で、先々の事をあまり考えなくなりました。
あるかないかわからない未来より、この、今日一日を頑張ろう、
そんなモチベーションなんで、さらにお気楽なメンタルになったのでございました。
とは言うものの、時折りハッと気づくのは、私の無表情さでございました。
あゝ今、とてつもない冷酷な無表情で歩いてたわ…ってな事が増えたのでございました。
本当無表情も無表情。
何も考えてない素の私は、冷徹人間だっのか?ってな無表情なんでございまして、自分が怖くもなるんでございました。
それにまた、眉間のムズムズも、たま〜に始まったのでございました。
まあとりあえず、今日も頑張って生きたいと思います。
皆様も、無理せずガンバ❣️
日記 健康 癌
目に見える癌は、全て手術で取り除いたこれからしばらくは、経過観察として数ヶ月おきに、CT、エコー、血液検査などを行ってゆく予定です。
今現在、ステージ4の癌が発覚してから10ヶ月かけ、ようやく健康的な身体を取り戻せた、そんな気分です。
励まし、応援して下さった皆様へ、感謝の念が絶えません。
ありがとうございました!
手術上、仕方なく失ってしまった臓器もございますが、半分近くカットした臓器の成長は甚だしく、手術数日後にはムクムクと動いているのを、病室のベッド上で感じておりました。
余談ですが、カットした胃はもう大きくならないそうです。
知らなかった…。
胃が大きくなって食べる量が増した、とかよく聞いたけど、アレは嘘だったのでした。
そして先日、病院で採血をされている時、斜め後方がふと気になり振り返ってみれば、ちょっと元気のない60代くらいの患者さんと目が合いました。
目が合ったにも関わらず、視線を外さないその患者さんの気持ちが、私には痛いほどよくわかったのでした。
見るからに健康的な人を、羨望の眼差しで見つめてしまう、そんな眼差しであったと思います。
曝け出した膝から下の太い素足、ノースリーブから見える日焼けした太い腕。
この人の、一体どこが悪いというのだろうか…。
そんな気持ちで、私を見ていたのではないでしょうか。
痛みで参っている時には、肌に刺さる注射針を見る事が出来ず、その都度顔を背けておりましたが、
この時の私は違いました。
以前のように、針が皮膚に突き刺さる様をじっと見届けていたのでございました。
1つ目の手術を終えた頃だったでしょうか。
このまま何もしなければ余命1年。抗がん剤をして2,3年。
転移先の手術は不可能との診断でございました。
私は観念して、残った命をどう使うか考え倦ねるまでも到達せずに、
ただただ日々を消化してゆくのが精一杯でございました。
そんな折、セカンドオピニオンを強く勧めらるがまま、ちょっと遠い病院へ、足を運んだのでございました。
それから私の方向性が見えて来たのでございます。
セカンドオピニオン先の医師は、ハッキリと、
『僕は、手術可能だと思います』
そう、言葉にしたのでございました。
ただ手術をするには、抗がん剤で癌を小さくしてから臨んだほうがベター、という事でした。
私は抗がん剤には端からいいイメージはなく、この時既に副作用に根を上げはじめていたので、明日にでも手術に臨みたい気分になりましたが、周りの強い要望と、主治医の意見と相まって、仕方なく抗がん剤を続けてみることにしたのでございました。
抗がん剤の副作用は、50代はじめの私にとりまして、それはそれは聞きしに勝る痛み、辛さ、でございました。
気が向いたら、
続く。