「いよいよ初のブドウ狩りです!
辛い日々でした。
旬が来たら、成澤さんにもお届けします。試食して下さい」
ある日メッセージが届きました。
去年の11月にターンズのセミナーで初対面をしてから山梨全般についてのご相談、また移住されていらしてからもお話をさせていただいている南さんからです。現在農業生産法人で働いています。
まだ覚えています。「都会には興味がない。経済的な生活ができる。山や自然、温泉がある。山梨、なんでも揃っていますよね」ってその時言ってたこと。
新宿から移住をされて来た日には富士山や南アルプスの山々に感動していました。高層ビル群が小さな範囲にぎゅうぎゅうにあるところに比べたら、人間が作ったものをはるかに超える雄大さとゆとりがありますから感動するのも分かります。
日の出前から働きだす農業です。日が沈むまでの作業に、くたくたになる日々だったと思います。
疲労困憊。未知の世界。歯を食いしばって頑張ったんだろうなっていうことが
「辛い日々でした」という言葉から伝わってきました。
だからこそ、「辛い日々です」ではなく、「でした」の表現が手塩にかけたものを「収穫」する時に報われたんじゃないかなって。それだけ真剣に取り組んでいたんだなと伝わりました。
いつも思うんです。私、まだたった1年しかコンシェルジュをしてないんですけれど、その間に移住相談をして山梨、甲府へやってきた方たちの顔つきが本当に変わるなって。日焼けしているからかも知れませんが、南さんに久しぶりにお会いしてそう思いました。
すごく甘くて、そして酸味も程よいぶどうでした。ご馳走様でした。
簡単に作れるものではないって実感してこそ食べ物への感謝って生まれるのかなーって思います。
私は以前、お遊びのように北杜市で畑をお友達から借りて農作業をしました。
意気込みとは裏腹におままごと程度の農作業でさえ天候や、虫にも翻弄される。雑草はどうにもならないし、お手上げ状態だったことを思い出しました。キャベツ1個を収穫するためにかかった費用考えたら、普段何気なくスーパーに並んでる野菜がどうしてあんな値段で売れるのか、そして形が悪いからって出荷できないって言うことのせつなさ、本当に、考えさせられました。並大抵の努力じゃ稼ぐ農業なんてできないと思いますね。
だからではないですが、はねだしの野菜や果物に対しても以前より愛を持っていただくようになりましたよ。
ある日の我が家です。
実はたった2日の間に頂いたはねだしのモモとスモモです。
傷がついていたり、均一に色づいていなかったりで出荷できないはねだしの果物。頂くと、またご近所さんやお友達に配ります。
採れたての魚の鮮度が違うように、野菜や果物にも鮮度がありますよ。だから味は格別です!
そうそう、山梨県内各地にある農産物直売場はただ今大盛況!
夏野菜、果物、お花であふれてます!
あそこがいいよ、
ここの直売所がいいよ
あんなものが売ってた、こんなに安かった、
っていうのが近所のおばさんたちの話題です。
最近うちのご近所さんたちに人気があるのが甲府の中道地区にある
「風土記の丘農産物直売所」です
話題で聞いてしまうと、いてもたっても居られなくなり、行くまで落ち着かなくなる性分がある母と私で早速行ってまいりました
駐車場パンパンでした!
大盛況
甲府の中道地区では山梨の特産の桃とぶどうのほかにも梨も作っていますお花も沢山売ってました。お花屋さんとはまた違うラインナップです。野辺の花の趣がありますね
買ったものはこちらです!きゅうり、ナス、トマト100円です。お花沢山買いました。
あれですね、こういうところへ行くなら午前中ですよね。
農家さんが朝早く収穫したものを持ってくるんですから、午後には売り切れちゃうらしいです。
農家さんに感謝もできるし、鮮度はいいし、是非皆さんも農産物直売所を見つけたら入ってみてください。
きゅうり一本でさえ、もちが違うし、瑞々しさが違いますから。