移住の進めかたは人それぞれ。
タイミングも、目的も。
これまで実に多くの方とお話させて頂いていますが、誰一人同じパターンはありません。
ですが、移住計画を実行していく上で、諸々迷いが生じることは誰もが経験する移住の共通したひとつの壁だと思っていますし、そこを越えるお手伝いをさせていただいています。
そこで今回ご相談に当たらせていただいたN様の移住計画を紹介させてください。もしかしたらその悩みを抱えていらっしゃる方にとったら参考になるかもしれません。
N様はご夫婦で引退後の生活を考えての移住です。
移住を考え始めてから一ヶ月程度で住む場所を決め、今新居を建設中です。
非常に早いスピードで決められました。
甲府の湯村温泉郷の泉質を気に入ってくださり、そこを起点に山梨の観光地巡りや季節折々果物狩りなど楽しんでいらっしゃったので既に山梨を知っているということも大きなポイントでありますが、移住をする!と心を決めてからは、いくつかの要素をリストアップして徹底して調べノートに明記していらっしゃいました。
いくつもの候補を文字にして比較する。そうすることで即決が出来たとおっしゃっています。
N様が作られていた移住ファイルです。
皆様にご参考にして頂きたいという思いと、私の勉強のためにもブログでご紹介させていただく了解を頂戴しました。
1 ハザードマップについて
・揺れの地域
・液状化の程度
・水害の想定
2 地産品に期待
・フルーツ
・野菜類
3 環境・風土
・富士山の眺望
・住んでいる地域との気温の比較
・教育施設 公園、美術館等の充実
・都市計画 まちづくりに好印象
・積雪の様子
4 土地 建物 日本大手住宅メーカー数社に作成を依頼済
5 移住完了目標時期
項目ごとに詳しく調べ上げてひとつのファイルが完成していました。
どこに住むか。
それはすごく悩むことです。
ただ、N様のようにピックアップしていくことで、それが絞られてくるということはあります。
住所とその土地の相場等も考慮することですが、それ以上にN様が重視したことは自然災害時の安全性です。
ノートの一番初めにハザードマップをピックアップしているので分かると思います。
自然災害はいつ起こるかわかりません。
絶対に起こらないここ、安全です、と言い切ることができないような事態が日本の各地で起こっています。
ですから自分が選択したところが正しいかどうか。それは答えが出ないのです。
ただ、断層、河川、山といった地形から考えられること。揺れやすさや水害の想定なども完全ではないかも知れませんが事前に知識として知っておくことが命と生活を守ることにつながるのです。
N様の場合、今生活している場所を基準に、気候の変化の許容範囲、ハザードマップ等を徹底的に調べて、甲府駅周辺から北部がその災害の被害が比較的少ないということを把握していました。
そうするうちに、不動産物件が出たときに「この住所なら!」と即断できるようになったといいます
7月2日の甲府セミナーの会場で
甲府移住ノートを配布せて頂きました。
HP、甲府の暮らし方のトップページにもPDFが貼ってありますので、よろしかったら是非ダウンロードして書き込んでみてください。
このノートは皆様の移住相談にのってきて、何が必要かとずっと考えてきて、それを形にしたものです。
全国津々浦々、市町村が様々な移住のパンフレットを作っています。
助成、支援の情報などを載せてあり、若者向け、シニア向け等、素敵なデザインのパンフレットや、読みやすいパンフレットは沢山あります。甲府も「山の都甲府に住んでみませんか?」というタイトルでパンフレットを作りました。
そのパンフレットを手に取ることから始まる移住計画。
「どこにしようから始まる計画」と、「ここがいいから始まる計画」どちらにも言えることですが、気持ちを一度文字で起こし、そこをまとめていくことってとっても必要だなって実感しています。
どこにしようと思いながら場所を決める場合、ご自身の情報収集やセミナー参加、相談など情報があふれていく中で迷いが生まれる人が多く居ることを相談を通じて気づきました。そしてひとつのことに集中するあまり、他の条件が見えてこない・・・
他方、ここがいいから移住をしようと決める場合、ひとつの情報にとらわれて、他の生活に必要なことが見えてこない・・・
例えば、子どもを自然豊かな環境で育てたい。その思いひとつで移住をしてみたら、学校までが遠すぎて結局送り迎えになってしまった。
持病があるのに通院できる病院が近くにない。そういったことが起こります。
事実、移住の相談の中に、「こんなはずじゃなかったからもう一度移住を考え直したい」と、一度移住をしたのですが、生活を考えて新たに移住先を考えていらっしゃる方たちが居ます。私はそれを「リセット移住」と名づけています。
ですので、このノートでは甲府に限らず、どこkかに移住を決める場合でも使えるようにご自身の気持ちや、家族のことを沢山書いていただくように作りました
家族の健康のこと
教育のこと
そして、気持ち
気持ちが一番大切です。
気持ちで乗り越えられる部分とそうでない部分のバランスをよくみて移住をすすめていってもらえたらって願っています。
N様の移住ファイルのように、ご自身でまとめること、それが移住の気持ちを支える大きな助けになるのではって思います。
今回のセミナーはこのノートに書き込んでいくことを考えて構成しました。
素晴らしい人生のために選択をする。そのことのお手伝いにこのノートを使って欲しいって思います。
タイミングも、目的も。
これまで実に多くの方とお話させて頂いていますが、誰一人同じパターンはありません。
ですが、移住計画を実行していく上で、諸々迷いが生じることは誰もが経験する移住の共通したひとつの壁だと思っていますし、そこを越えるお手伝いをさせていただいています。
そこで今回ご相談に当たらせていただいたN様の移住計画を紹介させてください。もしかしたらその悩みを抱えていらっしゃる方にとったら参考になるかもしれません。
N様はご夫婦で引退後の生活を考えての移住です。
移住を考え始めてから一ヶ月程度で住む場所を決め、今新居を建設中です。
非常に早いスピードで決められました。
甲府の湯村温泉郷の泉質を気に入ってくださり、そこを起点に山梨の観光地巡りや季節折々果物狩りなど楽しんでいらっしゃったので既に山梨を知っているということも大きなポイントでありますが、移住をする!と心を決めてからは、いくつかの要素をリストアップして徹底して調べノートに明記していらっしゃいました。
いくつもの候補を文字にして比較する。そうすることで即決が出来たとおっしゃっています。
N様が作られていた移住ファイルです。
皆様にご参考にして頂きたいという思いと、私の勉強のためにもブログでご紹介させていただく了解を頂戴しました。
1 ハザードマップについて
・揺れの地域
・液状化の程度
・水害の想定
2 地産品に期待
・フルーツ
・野菜類
3 環境・風土
・富士山の眺望
・住んでいる地域との気温の比較
・教育施設 公園、美術館等の充実
・都市計画 まちづくりに好印象
・積雪の様子
4 土地 建物 日本大手住宅メーカー数社に作成を依頼済
5 移住完了目標時期
項目ごとに詳しく調べ上げてひとつのファイルが完成していました。
どこに住むか。
それはすごく悩むことです。
ただ、N様のようにピックアップしていくことで、それが絞られてくるということはあります。
住所とその土地の相場等も考慮することですが、それ以上にN様が重視したことは自然災害時の安全性です。
ノートの一番初めにハザードマップをピックアップしているので分かると思います。
自然災害はいつ起こるかわかりません。
絶対に起こらないここ、安全です、と言い切ることができないような事態が日本の各地で起こっています。
ですから自分が選択したところが正しいかどうか。それは答えが出ないのです。
ただ、断層、河川、山といった地形から考えられること。揺れやすさや水害の想定なども完全ではないかも知れませんが事前に知識として知っておくことが命と生活を守ることにつながるのです。
N様の場合、今生活している場所を基準に、気候の変化の許容範囲、ハザードマップ等を徹底的に調べて、甲府駅周辺から北部がその災害の被害が比較的少ないということを把握していました。
そうするうちに、不動産物件が出たときに「この住所なら!」と即断できるようになったといいます
7月2日の甲府セミナーの会場で
甲府移住ノートを配布せて頂きました。
HP、甲府の暮らし方のトップページにもPDFが貼ってありますので、よろしかったら是非ダウンロードして書き込んでみてください。
このノートは皆様の移住相談にのってきて、何が必要かとずっと考えてきて、それを形にしたものです。
全国津々浦々、市町村が様々な移住のパンフレットを作っています。
助成、支援の情報などを載せてあり、若者向け、シニア向け等、素敵なデザインのパンフレットや、読みやすいパンフレットは沢山あります。甲府も「山の都甲府に住んでみませんか?」というタイトルでパンフレットを作りました。
そのパンフレットを手に取ることから始まる移住計画。
「どこにしようから始まる計画」と、「ここがいいから始まる計画」どちらにも言えることですが、気持ちを一度文字で起こし、そこをまとめていくことってとっても必要だなって実感しています。
どこにしようと思いながら場所を決める場合、ご自身の情報収集やセミナー参加、相談など情報があふれていく中で迷いが生まれる人が多く居ることを相談を通じて気づきました。そしてひとつのことに集中するあまり、他の条件が見えてこない・・・
他方、ここがいいから移住をしようと決める場合、ひとつの情報にとらわれて、他の生活に必要なことが見えてこない・・・
例えば、子どもを自然豊かな環境で育てたい。その思いひとつで移住をしてみたら、学校までが遠すぎて結局送り迎えになってしまった。
持病があるのに通院できる病院が近くにない。そういったことが起こります。
事実、移住の相談の中に、「こんなはずじゃなかったからもう一度移住を考え直したい」と、一度移住をしたのですが、生活を考えて新たに移住先を考えていらっしゃる方たちが居ます。私はそれを「リセット移住」と名づけています。
ですので、このノートでは甲府に限らず、どこkかに移住を決める場合でも使えるようにご自身の気持ちや、家族のことを沢山書いていただくように作りました
家族の健康のこと
教育のこと
そして、気持ち
気持ちが一番大切です。
気持ちで乗り越えられる部分とそうでない部分のバランスをよくみて移住をすすめていってもらえたらって願っています。
N様の移住ファイルのように、ご自身でまとめること、それが移住の気持ちを支える大きな助けになるのではって思います。
今回のセミナーはこのノートに書き込んでいくことを考えて構成しました。
素晴らしい人生のために選択をする。そのことのお手伝いにこのノートを使って欲しいって思います。