先生「今日の問題です。
『ひろしさんは 35円の ドーナツと
29円の グミを買います。
だい金は いくらになりますか。』
式は?」
児童「35+29です。」
先生 黒板に書く。
「この前学習した、35+12と ちがうところは
どこですか。」
児童「一のくらいの計算が、10より大きくなる。」
「この前は、一のくらいが、5+2=7だけど、
今日は、5+9=14で 十のくらいの数が出てくる。」
先生「ホントだ!ちがうね。
では、どうやって 35+29のひっ算を したらいいか
考えてみよう。」
お金で、
一の位から 十の位に「1」くり上がることを見て、
計算の仕方を考える。
「ひっ算にすると、こうなるね。」
次に、手書きの、簡単なブロックで、十の位に「1」くり上がる
ことを みんなで確認する。
*手書きのラフなブロックは、黒板にブロックを 貼るより、
手早くできる。
具体物で、一の位同士の計算で、十のまとまりができることを
理解する。
先生「お金とブロックで 計算の仕方を考えてきました。
ひっ算の仕方を 見てください。」
① 2けたの数(35、29)を それぞれの位に 正しく書く。
② 一の位から計算する。
③ 一の位をたして、くりあげる。➡「1」を十の位に書く。
「くりあげる」・・・10のかたまりが できて、上のくらいに うつすこと。
④ 十の位の計算をする。
①②③④を 確かめながら、ひっ算を書く。
児童 ノートに くり上がりのあるたし算を4問解く。
43+39 29+19 47+35 17+18
先生 最初の2問は、みんなで一緒に、大事なことを
言葉にしながら、解いてみる。
児童 さらに、時間があったら、8問解く。
23+68 17+19 35+18 16+49
58+36 39+48 25+16 47+25
★くり上がりの「1」の書き方は、いろいろある。
今回は、下に書いたが、前回は、上に書いた。
教科書によっても違う。
*板書で見る全単元・全時間の授業のすべて 東洋館出版社