わくわく わかる まなぶ さんすう1年生 2年生

1年生と2年生
算数授業での先生と児童のやりとり。
子どもっておもしろい!

2年 算数 たし算のひっ算③

2022-04-20 15:37:09 | 日記

先生「今日の問題です。


   『ひろしさんは 35円の ドーナツと 

   29円の グミを買います。


   だい金は いくらになりますか。
   

    式は?」
児童「35+29です。」
先生 黒板に書く。


  「この前学習した、35+12と ちがうところは
   どこですか。」
児童「一のくらいの計算が、10より大きくなる。」
  「この前は、一のくらいが、5+2=7だけど、
   今日は、5+9=14で 十のくらいの数が出てくる。」
先生「ホントだ!ちがうね。
   では、どうやって 35+29のひっ算を したらいいか
   考えてみよう。」

   お金で、

   一の位から 十の位に「1」くり上がることを見て、

   計算の仕方を考える。



   

   「ひっ算にすると、こうなるね。」



   
   次に、手書きの、簡単なブロックで、十の位に「1」くり上がる
   ことを みんなで確認する。



*手書きのラフなブロックは、黒板にブロックを 貼るより、

 手早くできる。


 具体物で、一の位同士の計算で、十のまとまりができることを

 理解する。

 

先生「お金ブロックで 計算の仕方を考えてきました。


   ひっ算の仕方を 見てください。」



① 2けたの数(35、29)を それぞれの位に 正しく書く

② 一の位から計算する。

③ 一の位をたして、くりあげる。➡「1」を十の位に書く。


   「くりあげる」・・・10のかたまりが できて、上のくらいに うつすこと。

④ 十の位の計算をする。



  ①②③④を 確かめながら、ひっ算を書く。



児童 ノートに くり上がりのあるたし算を4問解く。

   43+39  29+19  47+35  17+18

先生 最初の2問は、みんなで一緒に、大事なことを
   言葉にしながら、解いてみる。

児童 さらに、時間があったら、8問解く。

   23+68  17+19  35+18  16+49
   58+36  39+48  25+16  47+25


★くり上がりの「1」の書き方は、いろいろある。
 今回は、下に書いたが、前回は、上に書いた。



 教科書によっても違う。


*板書で見る全単元・全時間の授業のすべて 東洋館出版社


    

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2年 算数 たし算のひっ算②

2022-04-19 16:19:01 | 日記

先生「計算問題です。」


   リズムよく、次々に児童に 答えを言わせる。
  「この問題が、2年生のたし算のひっ算の問題だね。」
   最後の「12+11」の計算を 指さす。

  「前の授業で、35+12を学習しました。
   
   ドーナツとわたがしを 買ったら、いくらになったかな?」

   前回の、『ブロックで考える』『式で考える』を 簡単に振り返る。



  「式、35+12=47、答え47円です。
   お金で、考えると・・・」



  お金などの具体物で 考えると、2位数と2位数の計算理解が
  進む児童がいる。

先生「ひっ算で、計算すると・・・」



  「くらいを たてに そろえて書いて、計算するんだったね。
   
   35,一の位の数は?」
児童「5」
先生「47,十の位の数は?」
児童「4」
   黒板に書いて、一の位十の位の理解を 深める。

先生「今日の問題です。
   34+3の ひっ算の仕方を 考えよう

   34と書く。
   3の下に3と書く。」


児童 ざわつく。
  「3は、そこじゃありません。」


先生「えっ!ここじゃない。」
児童「3は、4の下に、書きます。」


先生「なるほどね。では、その理由を 教えてください。」
児童「3は、ばらで、一の位の数です。」
  「そこに書いたら、だめです。十の位の場所です。」
先生 児童の意見に従って、3を一の位に書く。



  「一の位、4+3=7。

   十の位、3はそのまま、30。答え37。
   これでいいですか。」
児童「はい!」
先生 ひっ算の式を 書いた後、この式が示す考え方を
   ブロックで 確かめる。



先生 黒板に
  『ひっ算は、〇〇〇を 〇〇に そろえて けい算する。』
   と書く。
  「この〇に、言葉を入れて 読んでください。」


児童「分かった!」
  「ひっ算は、くらいを たてに そろえて けい算する。」


先生「お見事です。
   では、練習問題を、ノートにやってみよう。」

  43+5  4+52  3+70  

  24+5  6+73  40+3  7+90

*ひっ算の学習の時、習熟するまで、位取りの線が入った紙を
 印刷する。


 これを、児童が、黒板に自分の計算を書くときに 使うと
 書く児童も、見る児童も、位がはっきりして分かりやすい。

 

*1位数+2位数、2位数+1位数の計算で、誤答する児童には、

 お金などの具体物を 使って、計算の仕方の理解を深める。



   
  

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2年 算数 たし算のひっ算①

2022-04-18 15:10:21 | 日記

先生「お菓子屋さんに 来ました。
   好きなものを 2こ 買うと、いくらになるかな?」

  黒板に、お菓子と値段を 貼っていく。




児童「どれにしよう・・」「迷うなぁ~」
先生「欲しいもの、2こ、選んだ人は、
   お菓子の名前、式を 教えてください。」


児童「ゼリーとすだこ。15+10」
  「ふがしとガム。7+8」

  「グミとラムネ。29+32」


先生 黒板に式を書く。
  「15+10、

   7+8、

   29+32.


   1年生で学習したたし算は、どれかな?」
児童「15+10と7+8です。」
先生「そうだね。29+32は、まだ、習っていないたし算です。


   15+10は?」
児童「25」
先生「7+8は?」
児童「15」
先生「習ってないけど、29+32は?」
児童「53」
  「51」
  「52」
先生「あれれ、答えが3つ、出たね。
   正解は、どれか、学習していく中で、分かるね。」
   後でみんなの問題にするため、この式をメモしておく。

   他に、数人の児童のお菓子の組み合わせを 取り上げる。
   既習のたし算か、これから学習する未習のたし算か
   みんなで考える。

  「では、今日の問題です。
   『みかさんは 35円の ドーナツと
   12円の わたがしを 買います。
   だい金は いくらに なりますか。』」



児童 ノートに問題を貼り、自分の考え方で、解く。



先生「式は?」
児童「35+12です。」
先生「答えは?」
児童「47です。」
先生「どう考えて、47という答えになったか
   教えてください。」


児童 自分の考えを 発言する。

先生「みんな考えた、計算の仕方を まとめてみよう。」

  ★ブロックを使って10のまとまりばらで、考える方法。

 

  

 

  ★式を使って10のくらい1のくらいで、考える方法。



 

先生「35+12を くらいを たてに そろえて 書いて計算する。
   このような計算の仕方を ひっ算と いいます。」

   黒板にひっ算を書く。



先生「このひっ算は、さっき、みんなが出してくれた二つの考え方が
   ちゃんと分かるようになっているね。
   だれか、気付いたことを 教えてくれる?」
児童 気付いたことを 発言する。

先生「では、ひっ算で、このたし算を解いてみよう。」
   数問、繰り上がりのない、2位数同士のたし算問題を出す。

 

*これからのひっ算の学習を通して、「一の位から計算する」ことに、

 気付かせる。

   


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2年 算数 はこの形⑤

2022-04-14 16:05:03 | 日記
先生「前の授業で、ストローとねん土を使って、
   はこの形を作りました。
   辺や頂点の数が分かりましたね。」

   ★へん・・・12
   ★ちょう点・・・8
   板書する。

  「面の数は、いくつだっけ?」
児童「6つ。」

   ★面・・・6

先生「6つの面のつながり方を 復習します。
   
   この中で、はこの形になるのは、どれかな?」









児童 自分の考えを言う。
先生 児童の意見を聞く。
   箱が出来るかどうか、
   みんなに見せながら、組み立てる。(検証)

児童 プリントに印刷された展開図の中で、
   さいころができるのはどれか、考える。


*板書で見る全単元・全時間の授業のすべて  東洋館出版社より

*最後に、問題を各自解く。


この問題を解く前に、「はこの形」の面の学習の時に、
正方形と長方形の定義について、復習しておく。



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2年 算数 はこの形④

2022-04-13 16:31:56 | 日記
先生「この前までの学習は・・・」
   黒板に
   ★はこの形を うつしとる
   ★はこの形を 組み立てる
   ★面と面を つなぐ
   と板書する。
   
   簡単に復習する。

   言葉「面、辺、頂点」は、もう一度、段ボール箱のどこか、確かめる。



  「今日は、みんなで、面、頂点、辺の数を数えよう。」



児童 教師と一緒に、数える。
先生 板書する。
   ★面・・・6
   ★へん・・・12
   ★ちょう点・・・8

  「ストローと ねん土で、このような箱の形を 作ります。
   
   先生は、ねん土の代わりに、人参。
   ストローの代わりに、ひごを使って作ってみました。」
  (ひご・・・竹を細く割って、削ったもの)



児童「わ~!」(*'▽')
先生「みんなに、ねん土とストローを配ります。

   ねん土玉は、いくつ作ったらいいのかな?」
児童「ねん土は、ちょう点だから、8個」
先生「8個だね。人参を数えてみるね、
   1,2・・・8。
   8個、ねん土玉を作ろう。

   ストローは、切ってあります。
   10㎝4本、8㎝4本、4㎝4本。
   どう組み合わせたら、はこの形になるかな?
   二人で 相談しながら 作ります。」
児童 二人組で、ストローとねん土ではこの形を作る。



*この後、教科書の問題を それぞれの児童が解く。
 (はこの形の辺や頂点についての問題)



*教科書では、この学習は、「ひごとねん土」で行います。
 「ひごとねん土」では、形が安定せず、倒壊する児童が
 多く、教室内に「あ~!」「押さえて!」という声。

 また、「紙粘土とひご」で行ったときも、紙粘土が
 乾いてしまったり、強度が足りなかったりで、やはり、
 倒壊・・・

 今回の「ストローとねん土」が、一番、安定したはこの形が
 できました。

 教師が作った「人参とひご」は、いろいろな材料を検討
 していた時に、日持ちして、安定したはこの形になったので
 見本⁉として児童に見せました。

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