学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

見えない仕事

2009-06-20 | 教育
教師の仕事というものは,
どうも一般には軽く見られているようである。

誰でもできそうな暇な仕事に見えるのだろう。

子どもの成長のために,あるいは子どもの安全のために,
どれほどの見えない労力が割かれているのかということが
あまり分からないのだろう。

見えない仕事の内容は,
あまりにも日常的で多岐にわたっているので,
まじめな教師ならすぐに理解できるだろうが,
なかなか,うまく説明できないものである。

ということで,
一般の人に見えやすい目立つ仕事だけにして,
見えないところで
子どものためにやっている諸々の配慮をやめてしまえば,
教師は楽になるし,学校の評価も上がるという訳だ。

実際,学校が,
そっちの方向に徐々に動いている気がしてならない。

かくして,
見えない仕事はベテランから新人へと伝わっていかず,
教師の仕事の意味も変質していってしまう。

残念なことである。
これで本当にいいのだろうか?



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