Asato-log

 沖縄で生まれて大阪を経て、現在NYで子育てと踊りの毎日です。最近弁当も始めました。

踊りに行く前に。

2012年01月14日 | 踊りの話。
年が明けてからは頭の中がフル回転しています。


もうすぐ沖縄。さて、さてさて今年は演出します

私は説明がとても下手なので、写真を見せると話が伝わりやすいだろうと思いつき、踊りに行く前に気になるショウウィンドーを写真に撮って持っていこうと思った。久々の悪天候だけど、一人で動ける日は少ないので決行。

 目当ての場所でビュービューぱらぱらの中、撮影開始

 あれ????

 電池がない・・・・


 とったのはこれだけ。

 

こんなんじゃわけわからんな。明日また行くしかないな。

旅立つまでにやりたい事。

2012年01月07日 | 踊りの話。


こんなにも真っ青ななのに寒い。

やっぱり冬は何事にもメンドクサイ。


 

 とはいっても今月末には日本なのでほぼ毎日踊ってますが、なんだか心がざわめいています。緊張しているのでしょう。


 今回、日本で初のWSをします。周りの皆様のサポートあってのこのWS.私的に看板背負ってるからにはいい仕事をしたいな。NYに来て、いやもっと遡って自分が踊りに感じた大切だと思うエッセンスを沖縄の人達に上手に伝えること。

 私のWSを通じて誰かが世界を見てくれたらいいな。と思いつつ考える毎日です。

BAMより。

2011年12月21日 | 踊りの話。
 BAMブルックリンにあるシアターより、今週末よりピナバウシュの映画が始まるよ~っていうお知らせが来た。


 思えば数年前、妊娠数か月で日本に仕事で帰る途中の飛行機の機内でピナバウシュの死を知った。すごく衝撃を受けたのに周りの人からすると誰?というか全く無関心で心の動揺を抑えるのに必死だったな。

 日本にいるときから知っていた名前で、NYに来てからは有名な振付家の作品はほとんど見たと思う。その中でも彼女の作る世界の虜になってしまい、NYに来るたびに何があっても観に行ってた。私がダンサーだから好きと言うのではなくてきっと踊りをしていなくても好きに違いないと思う!!

 彼女を見たのは一度だけで、亡くなる前の年のBAMでの舞台で客席に座ってみていた。上品で細くて首筋とあごのラインがとても綺麗だった。


映画もめっちゃ気になる。気になる方はこちらを観て見てください☆☆☆

 
 

12月のクラス。

2011年12月20日 | 踊りの話。


年末はと言うか、ホリデーシーズンは先生方もバケーションをとるので思った通りのクラスが取れなかったりします。

 それでも踊らないとイライラするので、何よりも身体がすぐにだらけてしまうから踊りに行く。

 バレリーナじゃない私にとってロシア系の先生はとても苦手です。そんなにターンアウトしたら私の踊り人生はあっという間に終わってしまうだろうと思うような見事なガニマタ脚線美。


 なので今日は新しい先生を・・・・アメリカ人で女性で若い!という理由なだけで受けましたが、とてもいいクラスだった。シンプルだけどガッツリと踊らせてくれるので気持ちよかった。

 この時期よくあるトラブルでミュージシャンがこなくて、先生めっちゃ焦って10分遅れでクラスが始まり、8分も早く終わったのが・・・・・・・正味70分。普通ならこんなクラス2度と行かないって思うけど、クラスの内容が良かったし何よりも先生自身がまだまだ現役なのでお手本でしっかり踊ってくれるのが私にとってもとてもいいです。

 来週あたり、もう一度受けに行ってみようと思ったのでした。

C'est la vie~これが人生だ~

2011年12月17日 | 踊りの話。


 今日はアランさんの今年最後のクラスだった。この夏以降、ちょっと元気がなく「年を取ってしまった…」と繰り返すアランさん。。。

 理由がわかったのがつい数週間前だった。一緒にご飯を食べに行きその時にもやっぱり「年を取った」を繰り返す・・・・・おもわず「どうしたの?あなたらしくもない!」というと、「実は今年は本当にいろんなことがあったんだ。」といろいろと話してくれた。

 特に彼にとってダメージだったのは師匠がお亡くなりになったこと。とてもいい先生だった、”今”をとても大切に考える人だった。僕にとって彼女に出会ったことが人生でとても大きなでき事だったと話してくれた。

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 私もいろいろ考えた。アランさんは私の大したことない人生で私に”今”をくれたし、とても大きな出会いだった。アランさんがあの時沖縄に遊びに行ってもいいか?と言ってくれなかったら今の私はなかったし何よりも初めてクラスを受けた時のあの衝撃は、それ以降の私の踊りに対する概念をまるっきり変えてしまったと思う。そんなアランさんと私はいつまでも一緒にいられるわけではない、どんどんやりたい事をやらねば!!そしていっぱい私のやっていることを見てもらわばければっ!


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 今日のアランさんはいつもの元気な感じだった。明日から一週間休みを取るそうだ。そしてメキシコとスイスへと旅立つらしい。休みを前にすっきりした顔をしているアランさんを見て、なんだかほっとした。


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人間生きているうちに何があるのかは誰にもわからない。それなら今をガッツリ生きようと心に決めた年末でした。 セ・ラ・ヴィ

あぁ終わった終わった!!

2011年11月08日 | 踊りの話。


先週末の楽屋の風景。



いたるところに面白小道具が雑な感じで放置されてた。

 無事に終わって何よりです。正直次はもう出たくないかも…このイベント。

 ただ、シアターはとても踊りやすくて気持ちよかったです。

次は1月頭かな??

 とりあえず家の中をきれいにしよう。

明後日踊ります!!

2011年11月03日 | 踊りの話。


今日はテクニカルリハ。息子も一緒にシアターへ。

 今回は日本のイベントでJAPAN ART MATSURIと言うやつです。イーストビレッジで土曜3時からのに出演します。

 アメリカで日本人のイベントって初で、スタッフも見た目がアジアンなので「おはようございます!!」っていうと「??」みたいな顔されてて日本人じゃなかったり、舞監はどこって感じだったりでとてお異空間でした。みんなお互いに変な遠慮があったりしてたかも。



なんだかんだで無事に済んで、終了後に楽屋を案内してもらったのだけどなんとも凄いお化け屋敷のような楽屋だった・・・・紫色に塗られた赤ちゃんの人形だったり、骸骨が捨てられていたり…ある意味素敵だったな。

 舞台は思っていたよりも踊りやすく、楽しく踊れたので当日はうまくいくような気がします。



相変わらず、ママには厳しい息子・・・。ママはいっぱいころんでたね、大丈夫か?だってさ。ころんでるのではなく転がっているのですが・・・・。

安藤さん素敵だった。

2011年10月27日 | 踊りの話。


 寒いです、今日は朝から霧雨が続きそのうえ気温は最低が2℃・・・・。さむいっ!

 フォーサイスカンパニー観に行ってきましたBAMへ。

 リハを終えてからささっとカフェでスープとクロワッサン食べて、地下鉄でBAMへ。私が付いたのは7時10分くらいだったので着くと同時くらいに開場していて一人で来てた為に、ロビーで孤独だった私はさっさと中へ入りました。


 今回は大きい方のシアターで、早めに入ったので内装をじっくり見学。これだけでも来てよかったなと思える壁の彫り物や、天井に掘られた彫刻を見ていると、あっという間に開演時間でした。

 安藤さんが、沖縄で懇親会を開いた際にフォーサイスカンパニーでの自分の位置みたいなものを話してたのですが、自分勝手に踊るダンサー達の間を踊りまわって動きにキュー(きっかけ)を出したり、作品としてまとめる為の裏方的なとってもしんどい作業をすることが多いのだという事を話してました。


 今回の作品はどちらかと言うと、安藤さんの為の作品だったのでは?と言う感じです。とても素敵でした。この作品は彼女なしではきっとできなかったのだろうなと思います。

 くるくるパーマでボーンとした髪型のイメージがあって沖縄でもそんな髪型だった安藤さんが、序盤ストレートの黒髪ロングで眼鏡をかけて登場してたので、誰だ?この見たことない日本人は??と一瞬だけ思ったけど、そんな風に変装していても、あのふくらはぎは隠せません!!実は私は、沖縄で安藤さんが話をしている2時間の間ずっと安藤さんのふくらはぎばっかり見てました。太くも無く細くもないちょうどいい感じのきれいなふくらはぎ。今回も結構ふくらはぎばっか見てたな。

 それにしても、彼らの関節は一体どうなってるんだろう?そしてあの表現力。あまりに内容の濃い作品で、あと3回くらいみたいなという感じです。ダンサーの動きを見るのに2回、全体的に見るのに2回は必要だな。ステージ右手で踊ってるダンサーに魅せられているうちに左でも何かしてて、それを見たいんだけど右から目が離せないくて・・・・みたいなことがたくさんあった。


 NYにいる皆さん、今週末までやってますよ~!!是非どうぞ~!

お局的な見解。

2011年10月25日 | 踊りの話。


今日はいい天気だった。秋の空は晴れると空がとても高くて澄んでいて気持ちいいな。


 今日の午後からアランさんのクラスを受けにスタジオへ。クラス始まる前にアランさんと話してて「あれっ!多分今日は誕生日だったような・・・・」と思ったのでハッピーバスディと言うと、恥ずかしいから内緒にしててくれとの事だったので帰り際に息子にハッピバースデーを歌わせてお祝いしました。

 ここ数か月、ちょっと昼のクラスにストレスを抱えていて疲れ切ってる感じのアランさん・・・今日も終わった後に珍しく愚痴ってた。

 クラスにはいろんな人が受けにくる。国も人種も体つきも一人として同じ人はいないのが当たり前のNYですが、基本的にクラスを受けにくるというのは何かを学びに来るのであって何も得ようとしない人と言うのはとってもめずらしいのです。

 が・・・

 最近、プロフェッショナルトレーニングのカリキュラムの子達が必須授業として昼のクラスを受けに来ます。仕組みはよく分からんがとりあえず、このアランさんのクラスは受けなければいけないらしい。その中には日本人もたくさんいるのですが、悲しい事にこの子達はそのカリキュラムのメンバーである=私は選ばれた人間なのよ!!っていう感じの子が多い!まさに井の中の蛙
 

 なんでそんな意地悪なことを言うの!!って言われるかもしれないけど、私から見てると高飛車で意地が悪いのは彼ら彼女らだと思う。皆さん、NYに来るまでにもバレエでプロだったり遊園地で踊ってたりしてると思うしそういう自分に誇りを持つのは素晴らしいと思うけど、それなら言われた事、注意されたことが何故できない?

 「バレエをバックグラウンドに持っていてもいいけど、それだけ立派に踊れているのならその場所に合わせて形を変えることが何でできないのか?」「たかが腕の形だけで、数か月もなんで何も変わらないのか?」
「なんでこんな小さなことを延々と僕は言わなければいけないのか?」凄い疲れた顔でアランさんは話してた。


 クラス中、私は自分の事に精いっぱいであまり周りの人を見てないけど、そんな私でもこの数か月はひどいなぁと思う事が多い。日本人の子達もみんな鏡の中の自分を見てる、もしくは眉間にしわを寄せてすっごい怒ったような顔でクラスを受けてる・・・。しかも、アランさんに直接注意されてもニコニコして頷いてるけど何にも変わらないのが最近見ててとっても怖い。彼女たちは間違いなく私よりも英語しゃべれてるし言葉が理解できないのではない気がする・・・。


 確かに自分の好むクラスではないかもしれない、でも受けたなら楽しむなり何かを吸収しなければ次はなくないか?教えている人間に身体で応える事が大事じゃないのかな?そのためのカリキュラムじゃないのかな?って思う。一緒に踊ってる人、一生懸命教えている人の気持ちに寄り添ってみたらそんな勝手な事は出来ないんじゃないかな?結局は思いやりだよな。って思う。


 そういうのを、私も自分なりに周りに伝えたりするようにしよう!と今日思いました。






季節の変わり目。

2011年10月20日 | 踊りの話。
 霧雨の寒い日だった水曜、私は昼過ぎからリハそしてクラスを受けて帰宅したのが9時。

 久々(1か月ぶり)のリハは思っていたよりもしんどくて、そして雨と寒さで気力が尽きてしまった私

 11月の舞台は日系のイベントらしいです。とても舞台が狭くて、時間も5分と短めだし踊ったことのある作品だから余裕だなと思っていたのに・・・・・・。

 もともと8分半あった作品は前半のスローな部分(約3分)を削っただけなので、ハードさは変わらなかった。そして舞台に合わせて構成と振りをちょっと変えたんだけど、舞台が狭い為に私が床に転がると、隣で激しく踊るダンサーさんが私の髪の毛と布をふんでしまったり、小道具の布がやたら身体にまとわりついたり(季節が変わって空気が乾燥しているので静電気が発生しているらしい)。

 自分のソロパートも振り付けを替えなければな・・・・と頭の中がパンパンなまま、アランさんのクラスを受けに行きました。

 リハからクラスまで1時間の休憩があって霧雨と突風の中傘がさせずにスタジオ到着。気力は尽きてたけど、いつもの私ならクラスを受ければ気分はスッキリで元気になるはずなので、かなり無理をしてクラスを受けると、本気で身体の調子が悪かったらしくさらにぼろぼろになって帰宅しました

 
  毎日天気がコロコロ変わって、温度も変わるこの時期大嫌いだ~!!