高田博厚の思想と芸術

芸術家の示してくれる哲学について書きます。

参照【全文】プーチン露大統領、新年の国民へのメッセージ ほか

2023-01-01 19:20:08 | 特報


〇【全文】プーチン露大統領、新年の国民へのメッセージ

2022年12月31日, 21:10 (更新: 2022年12月31日, 23:28)

© Sputnik / Mikhail Klimentiev
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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は毎年恒例の新年の国民へのビデオメッセージで、2022年は転換点となったとの認識を示し、ロシアの将来のために結束するよう呼びかけた。
今年のメッセージは就任後最も長い9分となった。プーチン大統領は31日、ロストフ・ナ・ドヌにある南部軍管区司令部(特殊軍事作戦の司令部も所在)を訪れており、現地で軍人らとともにビデオメッセージを撮影。例年のクレムリンを背景としたものとは違う、異例の新年の挨拶となった。
 
このメッセージはモスクワよりひと足早く新年を迎えた極東地域ですでに放送された。以降、これと同じものがロシア全国の各時間帯の年越しの直前に放送される。以下、プーチン大統領のメッセージの全文。
「尊敬するロシア国民の皆さん。親愛なる皆さん。2022年が終わろうとしています。今年はロシアの完全な主権や我々の社会の協力な統合に向けた最重要なステップである必要不可欠な難しい決定の年となりました。そして、多くのことを身に着けた年でもありました。勇気と英雄主義を裏切りや臆病さから明確に分け隔てた年でした。家族や親類への愛、友人や仲間への忠誠心、祖国への献身に勝る力はないことも示しました。
 今年は本当に将来の運命を決定する重要な出来事の年でした。その出来事とは我々の真の独立という共通の未来の礎となる境目となりました。そのために我々は今日、戦っているのです。ロシアの歴史的領土である新しい連邦構成主体の人々を守っているのです。一緒に建設し、創造しているのです。
 もっとも重要なのはロシアの運命です。祖国防衛は我々の祖先や子孫を前にした聖なる責務です。道徳的、歴史的正義は我々の側にあります。去りゆく年は我々の国と世界の両方に大きな変化をもたらしました。それは、激動や不安、心配にあふれていました。
 それでも我々多民族のロシアはロシアの歴史上のいかなる困難な時代でもそうであったように、言葉と行動で勇気と尊厳を示し、我々の兵士や将官、特殊軍事作戦に参加する祖国の守り人を支持してきたのです。
 我々は常に知っていましたが、ロシアの主権、独立、安全な未来は我々の力と意思だけにかかっているのだと再確認しました。西側のエリートたちは何年もの間、ドンバスにおける紛争の解決を含め、平和的な意思を偽善的に保証してきました。実際、ドンバスの共和国で民間人に対してあからさまに軍事テロ行為を行ってきたネオナチをいろいろな方法で奨励しています。
 西側は平和について嘘をつき、攻撃の準備を進めていました。そして今日、彼らは遠慮もせず公然とそれを認めています。彼らは無恥にも、ウクライナとその国民をロシアの弱体化と分裂のために利用しているのです。我々は決してそれを許してこなかったし、これからも許しません。
 ロシアの軍人や志願兵は今、祖国の地、正義と公正のほか、ロシアの平和や安全保障を保証するために闘っているのです。彼らは皆、全員英雄です。今、最も困難な状況にあるのは彼らです。特殊軍事作戦に参加する人々に対し、心から新年をお祝いします。
 今ここに、私の隣に立つ人々、最前線や前線近く立つ人、戦闘に参加するために訓練場で準備している人もいれば、病院にいる人やすでに任務を終えて帰還した人もいます。部隊で戦闘任務についているすべての人、軍のすべての人員、親愛なる同志の皆さんの献身的な任務に感謝を表します。
 私達の広大な国全体が、あなた方の不屈の精神、剛毅さや勇気を誇りに思っています。そして、新年の食卓のテーブルでは、あなた方に敬意を表して乾杯することは間違いありません。
 また、前線に補給し軍事行動を保証する運転手、鉄道職員の皆さん、兵士の命のために闘っている医師、救急隊員、看護婦、看護師の皆さんにも大きな感謝の意を表します。そして、献身的に働いている軍やそのほかの工場の労働者、技術者、民間施設や防衛施設を建て、ドンバスやノボロシアの街や村の復興を支援している建設者の皆さんにも感謝します。
 親愛なる皆さん!2014年に起きたクリミアでの出来事以降、ロシアは制裁下で日々の生活を送っています。しかし今年は、本当の意味での制裁戦争が宣言されたのです。これを始めた人々は、私たちの産業、財政、交通が完全に破壊されることを予期していたのです。そうはならなかったのは、私たち全員が頑丈で信頼できる蓄えを作ったからです。この領域で私たちが行ってきたこと、行っているすべては、最も重要な領域である経済に主権を強化することに向けられています。
 そして、私たち自身と利益、未来のための闘いは、多極化した世界秩序を追求する他の国々を鼓舞する手本となるに違いありません。私は今年、慈悲、連帯感、積極的な対応といった資質が私たち国民の中に芽生えたことが非常に重要であると考えています。
 他の人を助ける必要性を感じている国民が増えているのです。正式な指示が出ているわけではありませんが、彼らは自ら団結するのです。皆さんの思いやり、責任感、心優しさ、そして年齢も収入も様々な人々が、共通の目的のために積極的に関与していることに感謝したいと思います。倉庫を作り、輸送手段を整備して、戦地にいる戦闘員や被災した町や村の住民に小包を届けてください。新たな構成主体(ロシアの地方区分のこと)からやってきた子どもたちが休暇を過ごしている場所に向かってください。親愛なる皆さん、亡くなった兵士の家族に手厚い支援をお願いします。
 兵士たちは、他の人の命を守るために自分の命を捧げたのです。そういった兵士の未亡人の方、息子さん、娘さん、そして真の英雄を育て上げたご両親にとって、この大晦日がどんなに大変なものであるか、よくわかります。亡くなった兵士の家族に救いの手を差し伸べること、子どもたちの養育のことや、ふさわしい教育と職業を与えるために、私たちはできる限りのことをするつもりです。私はあなた方の痛みを分かち合い、心からの応援の言葉を受け入れてくださいますようお願いします。
 親愛なる皆さん、いつの時代も、そして最も困難な時でも、私たちの国は新年を祝ってきました。新年は昔も今も、誰もが愛する祝日であり、人々が持つ最高の特性を引き出し、伝統的な家族の価値の重要性、寛大さ、寛容さ、信頼のエネルギーを倍増させる魔法のような力を持っています。
 新年を迎えるとき、誰もが大切な人に喜んでもらいたい、注意深く温かく見守ってあげたいと思うものです。近しい人が夢見ているものを与えること、子どもたちの目の中に喜びを見ること、私たちの心遣いに対して両親や高齢者の世代は、心を動かすような感謝を示すのです。彼らは、この幸せの光を評価する方法を知っているのです。
 皆さん、今こそ、個人が持つ不満や誤解を過去のものとする絶好の機会なのです。大切な人たちに、私たちの優しい気持ち、愛、そしていつでもお互いを大切にすることの重要性を伝えるのです。この心からの言葉と崇高な思いが、私たち全員に精神的な強さを与え、共にあらゆる困難を乗り越え、私たちの国が偉大で独立した国にし続けるという自信を与えてくれますように。家族のため、ロシアのため、唯一の愛する祖国の未来のために、前進し、勝利を手にしようではありませんか。皆さん、新年おめでとうございます。2023年、よいお年をお迎えください」
 
 
 

〇 首相 購入 ドストエフスキーなど15冊

2022年12月31日, 22:45
 
© AP Photo / Martin Meissner
岸田文雄首相は31日、東京・八重洲の書店を訪れた。1時間ほど店内を巡り、書籍15冊ほどを裕子夫人と選び、購入した。ロシアの作家ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」全5巻も買い求めた。1月3日までの年末年始の休暇中に読むとみられる。
 
 
 
 
 

〇 米国は2014年からロシアをウクライナとの対立に巻き込むためにあらゆることを行っていた=フランス情報機関の元局長

2022年12月21日, 20:54
 
© AFP 2022 / Romain Lafabregue
フランス対外治安総局(DGSE)情報局のアレン・ジュイエ元局長は、Mondafriqueのインタビューで、米国は2014年からウクライナ紛争を挑発し、ロシアを戦闘行為に巻き込むためにあらゆることを行っていたと語った。

米国の圧力下で

米国は全力でロシアをウクライナとの武力紛争に巻き込もうとした。これは、実際に紛争が始まった今年2月までに戦闘行為のリスクについて警告したのは米国の情報機関のみだったという事実によって説明される。
ジュイエ氏によると、欧州の情報機関が1年前にウクライナで武力衝突が起こることに疑いを抱いていたのは、「定期的に嘘をつく」米国への不信のあらわれでもあった。
同氏は、2014年及び2015年にフランスとドイツは入手した情報に基づき「米国の圧力下」においてウクライナの「親ロシア派」と「親欧米派」の住民たちの間で全面的な 紛争が勃発するリスクがあることを理解していたと述べている。各国はエスカレーシ ョンを回避するために「ミンスク合意」の締結を主導したが、米国のせいでこの合意 は実現に至らなかった。ジュイエ氏は「その後、フランスの情報機関は起こっている 事柄を傍から見ることしかできなかった」と嘆いた。
 

「妄想をやめる必要がある」

ジュイエ氏は、前線の状況はどちらの側にとっても有利ではないが、交渉を始めるには有利な状況だと考えている。欧州の人たちは、ロシア人もウクライナ人も「非常に勇敢で、真の戦士」であることを「忘れている」という。ジュイエ氏は、ロシアは力を消耗しているがウクライナの方はすべてが上手くいっているという妄想を抱くのをやめるべきだと考えている。同氏は、この「苛酷な紛争」に勝者はあり得ないとの見方を示している。

「全面戦争は決して起こらない」

なお、ジュイエ氏は、ウクライナ紛争が核兵器の使用を伴う全面戦争にエスカレートする可能性はないと考えている。同氏は「いかなる国もロシアと戦うことを望んでいない」とし、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長が人騒がせな発言をしているのは、ロシアを相手にしたウクライナの戦いにさらに多くの資金を呼び込もうとしているからにすぎないと説明した。
ドイツ社会民主党の元党首オスカー・ラフォンテーヌ氏は先に、Deutsche Wirtschafts Nachrechtenのインタビューで、米国はウクライナでクーデターが発生した2014年からウクライナに武器を供与し、ロシアとの対決に備えさせていたと語った。
 
 
 

〇 米軍大佐 米国とNATOがロシアに勝てない理由を説明

2022年11月6日, 16:51 (更新: 2022年11月6日, 16:56)
 
© Sputnik / Stringer
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米国防総省長官の元顧問であるダグラス・マクレガー大佐は、ウクライナ情勢に介入した米国と北大西洋条約機構(NATO)が、明らかにロシアの軍事力を過小評価していたと指摘している。米メディア「アメリカン・コンサバティブ」が報じている。
マクレガー氏によると、米政権はウクライナ紛争で勝利を収めるためにNATO軍を利用することを真剣に検討しているという。しかし同氏は、NATO軍がロシアに勝利できるとはみていない。マクレガー氏は、ロシア軍兵士は自分たちが何のために戦っているのか、つまり国の存立がかかっていることを理解しているが、米国の将軍はNATO加盟国から同様な忠 誠心を期待することはできないと指摘している。また米国は、ウクライナでの軍事作戦が示しているように、ロシアの軍事力を過小評価していた。
またマクレガー氏によると、米国とその同盟国がイラクとアフガニスタンで失敗を経験したことで、米国社会では敬遠ムードが広まっている。ウクライナでNATO軍が失敗を経験することになれば、米国は高い代償を払うことになるという。
 
米国メディア ウクライナへの米軍配備に懸念
11月3日, 20:55
 
これよりも前、米国のウィリアム・ペリー元国防長官は、西側諸国はロシアとの関係を破綻させた罪を認め、関係回復に努めるべきとの考えを示した。
 



 

〇 ウクライナ紛争はロシアを強くし、西側を零落させている=マクレガー大佐

2022年12月27日, 00:23 (更新: 2022年12月27日, 00:24)

CC BY-SA 4.0 / BMG-2048 / Douglas Macgregor (cropped image)
米軍退役大佐のダグラス・マクレガー氏は、ユーチューブチャンネル「StraightCalls with Douglas Macgregor」のインタビューで、米国とその同盟国はロシアを破壊するために出来る限りのことをしているが、その結果、自分たちの経済を損ね、自分たちの国の状況を不安定にしていると語った。
マクレガー氏は、西側諸国には多くの政治家がいるが、誰一人として国のために活動しているとは言えないと指摘した。なぜなら、国のために働く人々は難しい問題を提起したり、先見の明を持っているが、政治家たちは目の前の利益を得るためにプロパガンダを推進しているだけだからだという。マクレガー氏は、2022年2月24日以降、これらの政治家は状況をウクライナの勝利に向けた1つの長い行進のように体裁よく見せかけ、その中には彼らが含まれる軍産複合体の利益を促進してきたとし、その結果、ワシントンの所謂シンクタンクの大部分は米国が介入できる戦争や紛争などの数が増えることに賛同しているが、西側は事実上、財政破綻しているため、これはもちろんナンセンスだと強調した。
マクレガー氏によると、米国の公的債務残高は30兆または31兆ドル(約4200兆円)。米国は現在、第二次世界大戦後の1947年に英国が対GDP比での政府債務残高240%を記録したときと同じ状況にある。このように米経済は目の前で崩壊しており、これは主にウクライナ危機に国が巻き込まれているのが原因だが、大多数の米国人はウクライナがどこにあるのかさえ知らず、気にもかけていないという。彼らにとってはるかに気がかりなのは、自分の家庭で起こっていることだとマクレガー氏は強調している。
マクレガー氏によると、最も恐ろしいのは権力側にある西側のエリートたちがロシアのような大国との紛争に自分たちの国を引き込もうとしていることだ。イラクやアフガニスタンの場合のように、反撃手段を持たない敵に対するだらだとした紛争は別だ。マクレガー氏は、そこでは「未経験な若者たちに対する苛酷な制裁」が行われたと述べている。しかしロシアは強力かつ有能な敵だ。だが最も興味深いのは、ロシアが西側との戦いをまったく望んでいないことだとマクレガー氏は強調した。ロシアは自国に対する脅威に終止符を打つことを望んでいるだけだ。一方、米国とその同盟国は過去20年間にわたってウクライナを後に対ロシアで利用するためにたゆまぬ努力を続けてきた。
 
 
マクレガー氏はインタビューで、当局に対して何度も「西側はなぜロシアと対立しようとしているのか?」「どこでロシアの利益と米国の利益が衝突しているのか?」と質問を投げかけたが、まともな回答は得られなかったと述べた。そして同氏は、ワシントンとロンドンでは豊富な資金を持つ少数派がロシアを破壊することに深い関心を持っており、リベラルなスローガンで自分たちの見苦しい行為をカモフラージュしていることを理解したという。
マクレガー氏は愛国者だが、現在のロシアは紛争前より財政的にも経済的な意味でも強いことを認めざるを得ないという。また同氏は、この紛争を終えたときロシアは当初よりもはるかに強大かつ高い戦闘能力と大きな破壊力を有した軍隊を持つ国となるだろうとの確信を示している。マクレガー氏はインタビューの最後に「したがって、すべてが我われにとって不利な状況となっている。なぜなら、米国の覇権や米国主導の英米覇権をその他の世界に押し付けようとすることはもはやできないからだ。その他の世界はこれを望んでいない。正直に言えば、我われにとってもこれは必要ではない。これは私たちを零落させている。そしてロシアとウクライナの紛争は、このプロセスを加速させているだけだ」と述べた。
ロシア外務省のザハロワ報道官は先に、米国の政策はロシアと米国を直接的な衝突の瀬戸際に立たせると表明した。
 
 
 

〇 ロシアの新型原子力潜水艦が進水式

2022年12月30日, 09:33

© Sputnik / РИА Новости
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29日、原子力潜水艦「皇帝アレクサンドル3世」が進水式を迎えた。露大統領府は、プーチン大統領は潜水艦の進水と海軍への就役を示す国旗掲揚の式に参加した。
プーチン大統領は国家軍備の枠内で第955号計画(プロジェクト955、「ボレイA」プロジェクト)の潜水艦はさらに4隻造船されると指摘した。
 
 
「皇帝アレクサンドル3世」は、ロシアの戦略原子力潜水艦ボレイA型のミサイル母艦。こうした艦船は、大陸間弾道ミサイル「ブラーヴァ」を16基搭載することができる。「皇帝アレクサンドル3世」の海上試運転の開始は、2023年6月に予定されている。
ロシア軍の発表では、第4世代原子力潜水艦巡洋艦の955型(ボレイ型)とボレイA型が今後数十年にわたる海上の戦略核戦力の基礎となる。
 
 
 





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