有為の深山

日々の徒然由無し事

定額給付って、おぃ!

2008-11-07 | 有為深山の床屋政談
国民新党の亀井静香代表代行は5日の記者会見で、
政府・与党が総額2兆円の定額給付金の支給を打ち
出したことについて「国家権力による壮大な選挙買収
事件だ。
東京地検特捜部は(麻生太郎首相を)検挙して、捕ま
えたらいい」と厳しく批判した。
(時事通信 2008/11/05-16:11)

ただでお金が貰えるのなら、それに越した事はないが、
ただでお金が貰える事なんか、
       
         やっぱり胡散臭い!

        
とっても 胡散臭い!

どっかの政党が打ち出した選挙対策の

         ばら撒き

って事には、間違いないだけで、経済効果はあまり期待できない。
経済対策では2兆円規模ではなく、5兆円は必要だろう。


そのばら撒き加減は、国民全員を対象にしている。
一見平等のように見えるが、現実的ではない。

給付金は一人12、000円になるそうだ。
定額給付で何を目指しているか、それが問題なのだ。
経済効果を狙うなら、もっと多くなければ、
効果を期待できない。
中途半端な税金の使い方だ。

低所得世帯以外は、その程度の金を貰わずとも、
消費はするだろう。
低所得世帯にとっては12、000程度では、
消費に回るのは給付対象の1/3程度という話もある。
給付金は貯蓄に回したり、借金返済に回るだけだろう、
というのがもっぱらの話である。


ましてや、笑い話としか思えないような話が、
政府・与党内から出てきた。
それが、
「高額所得者には給付金受け取りを辞退するよう
呼び掛ける方向だが、辞退するかどうかは世帯主
個々の判断に委ねられる。」
である。

     はぁ~?

それって、ありうる事なのか?
どんな金持ちでも、ただで貰った金は返さないだろう!
こんな事しか考えられないのかぁー!

こういう話が出てくるのは、選挙を見据えてのスケジュールが
あるからだ。
高額所得者に給付制限を設けると、
手続き上、時間がかかるので、
ある政党にとって、選挙対策としての効果がなくなってしまう
恐れがあるからだ。

もう、この定額給付が何の目的でなされるのかは、
明々白々で疑う余地もない。

あぁ~、俺たちの税金がある政党の選挙対策のために使われる、
というところだろう。