こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、マインドフルコミュニケーションアドバイザー、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーション、研修講師の日常についてブログに綴っています。
(ホームページへのリンクや、講座の紹介が含まれる事があります)
現在、わたしの研修の仕事は少し落ち着いていて、出張も少なく、自宅で過ごす時間が長め。
そして息子も、年明けからコロナになったり、ウイルス性結膜炎になったり、感染症続きで外出が出来ません。
いつもは簡単に済ましがちな朝食や昼食も、若い男性がいればシッカリとボリュームのあるものを作ります。
在宅でも仕事をしているので、内心『ちょっと面倒…💦』と思う自分もいます。
が、春から家を出る予定の息子と過ごす時間は貴重だなぁ…と思えば、寂しさや切なさを感じて、胸がキューン💔😢とする不思議。
こんな『キューン』は、思春期以来です🤭🤭
さて、前回のブログで『正論は小声で』を書いた関係で、思い出したことがあります。
まだ私が若く、コミュニケーションや”話し方”に関心もなく、なかなかの困ったさんだった頃です。
仕事で対応したお客様が猛烈に怒りだした事があります。
ここでは書けませんが、お怒りのあまりにちょっとした”ご乱行”に及びました。対応していた私は頭が真っ白。
わけもわからぬまま、必死で対応して、お客様はお怒りのまま帰っていきました。
お怒りの原因はわかりません。
「いらっしゃいませ」を言った程度のやり取りしかしていません。
なんだかわからないけど、急に怒りだした。私は悪くないぞ😑
と、思っていた私です。
直属の上司の他、属長にも報告をした際にも、「急に怒りだした。わけがわからない」と話したと思います。
私の報告をじっと聞いていた属長が
「そうか。わかった。
でも、君自身にも何か原因があるって、本当はわかっているんじゃないか?」
と静かに仰るのです。
は?何を言っているのだ?
若く未熟だった私は思います。
やり取りを見てもいないのに、なんなの?!と、内心プリプリ怒ってました。
いや、内心に収まらず、不満げな顔をきっとしていたはずです😱
そして、その属長のことが大嫌いになってしまいました…。
月日は流れ、属長は異動していき、私は退職します。子育てをしながら、別の企業で仕事を続けていました。
そうした日々の中で、時折、あの属長の言葉を繰り返し思い出すのです。
職場で小さなトラブルがあったとき、夫とちょっとした諍いをしたとき…。
いつも自分は正しくて、
いつも誰かの、何かのせいにしがちな自分。
本当は私にも原因がある…のだな。
私がコミュニケーションについて、”話し方”について学んでみよう!と思ったのは、完全にあの属長のひと言のおかげです。
属長に言われたことは正しかった!と気づくまでに、実に10年近い月日がかかりました😅
遅い!遅すぎますね💦
他の方なら、その場でハッとするのかもしれませんが、なにしろ私は”困ったさん”だったので、そんなに時間がかかってしまいました。
もうお会いする機会もない属長に、今はずっと感謝をしています。
もし、お会い出来たら(ご本人は覚えていないと思いますが)、心から御礼を言いたい!といつも思っています。
上司やリーダーは、時として厳しいことも言わなければなりません。
厳しいことを言えば、その時は反発されてしまうかもしれません。
でも、本当に正しいことなら、
感情的ではない、本質をつくひとことなら、
もしかしたら相手の芯にしっかり届くはずです。
その場では感謝されないし、面白くなさそうな態度を取られるかもしれないけれど、その一言が部下の人生を変えているかもしれません。
リーダーの正論には力があります。
素晴らしいリーダーシップを発揮して、
輝いていていただきたいと願っています🤗
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
嫌われてしまいました。
私の場合、感謝されてはいないと思います。でも、10年後でもいいから、感謝されるような言動でありたいですね。
ふと、思ったのですが、こんなふうにして、私たちのの言動というものは、たましいにきざまれていくのでしょうか?
こんにちは。
”言ったほう”のお立場になったことがあるのですね。
核心をついた事は、時としてよく切れるナイフになるので、「痛い!」と感じてしまったのでしょうか…。
お相手あってのコミュニケーション。
こう言えば絶対、という魔法の言葉がないから難しいですね。
tokinosekimoriさまの真意・心がいつか届くかもしれません。例えわたしのように10年かかったとしても…🙏
マグノリア
遅い事なんてないと思います。
どんなに月日が経っても、その言葉の意味に気づいた事が大切だと思います。
私も親になって、両親がどんな思いで育ててくれたのかを実感して分かったのは45歳くらいだったでしょうか。
一番上の子が専門学校に行くと言った時、学費がどれだけ掛かるのかなんて全く知らず、単純に専門学校だから短大より安いだろうと思っていました。
しかし調べたところ、学費は同じくらいかそれ以上だと知った時、短大に行った私は、学校が面白くないから辞める なんて軽々しく言った事に頭を抱えました。
この時、親に『高い学費を出して通わせてくれたのにあんな事言って、恥ずかしいわ。ありがとうね』と初めて感謝や謝罪の言葉を伝えました。
こんな年になるまで親の苦労がわからなかったなんて情けないと思いました。
長くなってごめんなさい。
数年前にたくさんのアルバイトの子と仕事をする事が増えてきて、私は仕事を教える時にいつも言う事があります。
『今はこのおばさんウザい。声出せとか挨拶しろとか笑えとか、そんなの言われんでも分かっとるし って思うかもしれない。
今わからなくても構わない。
でも、社会に出ていろんな経験やいろんな人と接していく中で、ふっと『名前は忘れたけどあのおばさんが言ってた事ってこう言うことかぁ』と気づいてくれたらそれでいい。
その時が来たら私が伝えた事は実を結んだって事になるし、ウザいと思ったままならそれで構わない。
だけど、お給料をもらってやってる事だから言われた事は出来るように頑張って。
そんな事をみんなに伝えます。
みんな何かを経験して初めて分かるんだと思います。
偉そうな事を言ってますが、なので、マグノリアさんも気づく事が出来て、さらに感謝もできて素晴らしいと思います。
おはようございます。
あぁ、そうですね。わたしも結婚して家計をやりくりするようになった時、子供が生まれた時、本当に親のことを有難く思いました。
その時は、改めて両親に感謝を伝えたことを思い出しました🤗
感謝を伝えられて幸いでした。
私も親なので、それがどんなに嬉しいか今ならわかります🥲
soraさんの新人さん指導はお気持ちが入っていますね!人によっていろいろな反応を示されると思います。相手に合わせるところと、揺らがず筋を通すところと、メリハリがあるのでしょうね。
いつもありがとうございます✨
マグノリア
属長とのやりとりは、とても参考になりました。「一言居士」。くどくど言わず、伝えたい事はシンプルに簡潔にですね。属長の方もやりとり覚えてると思います。
次回も楽しみにしてます。
こんにちは。
そうなのです。子供の巣立ちが近くて、淋しさを感じています。
属長は覚えていていらっしゃるでしょうか…。お会いできたらなと思います。
いつもありがとうございます。
マグノリア