失われた愛の物語。
夫婦。蜜月期を過ぎ、子供に恵まれると、その愛の形は変化していく。
育児が忙しくなった女性は、夫に対しての愛情が徐々に薄れる傾向があるようだ。
熟年離婚などという悲しい結果を招かず、余生夫婦二人きりで過ごせるのが一番良いと私は思っている。
今回紹介する映画は「フーフ夫婦日記」
或る夫婦の生活を描いた映画である。
ストーリーを紹介しておこう。
浩太は出版社勤務。或る日友達の紹介で書店に勤めている優子と出会う。
浩太には大勢の友達がいて、皆で集まっては飲みに行ったりしている。
しかし時も経ち、徐々に集まる友人も少なくなってきた。
浩太は優子と知り合って、17年の歳月を経て彼女にプロポーズする。
彼女はプロポーズを受け入れ、二人は結婚することになる。
そして、結婚直後、優子が妊娠する。
しかし、同時に彼女の腸にガンが発見される。
子供だけは産みたいと願う彼女だったが......
果たして彼女は無事子供を出産する。
しかし、ガンの進行は止められず、やがて彼女は土に帰る。
ところが、彼女の49日の法要で、浩太は優子の幽霊(?)と出くわすこととなる。
それ以降、優子はことあるごとに浩太の前に現れ、彼の生活や性格に苦言を呈す。
物語はカットバックを多用し、現在と過去を行き来し進んでゆく。
私がこの映画を観ようと思った訳は、監督が以前このブログでも紹介した「婚前特急」を撮った 前田弘二が監督だったからだ。
「婚前特急」はなかなか良い出来の作品だったので、本作も期待を持って観た。
しかし残念ながら「婚前特急」の出来には及ばなかった。
一つだけ良かった点は、優子の弟を演じた、高橋周平だった。
ひょうひょうと、間の抜けたキャラクターを上手く演じていた。
それ以外は評価するところがない映画だと思う。
監督とは難しい職業である。一作目や初期作品で良いものを撮ると、観客は当然の如くその後に作られる作品に期待を持つ。
しかし、期待を裏切らない作品を次々に撮るのは至難である。
そしてダメになっていった監督も多数いる。
前田弘二がそのようにならない事を願って止まない。
ただ、新作「セーラー服と機関銃-卒業-」も、あまり評判が良くないようである。
私はこの映画を観ていないので、その出来について言及できないが、観られる機会があったら観てみようと思っている。
今回紹介した作品は、私自身お勧めしないが、興味をもたれた方は観ていただき、コメントなどいただけると幸いである。
2015年日本公開、カラー、97分、監督:前田弘二。
夫婦。蜜月期を過ぎ、子供に恵まれると、その愛の形は変化していく。
育児が忙しくなった女性は、夫に対しての愛情が徐々に薄れる傾向があるようだ。
熟年離婚などという悲しい結果を招かず、余生夫婦二人きりで過ごせるのが一番良いと私は思っている。
今回紹介する映画は「フーフ夫婦日記」
或る夫婦の生活を描いた映画である。
ストーリーを紹介しておこう。
浩太は出版社勤務。或る日友達の紹介で書店に勤めている優子と出会う。
浩太には大勢の友達がいて、皆で集まっては飲みに行ったりしている。
しかし時も経ち、徐々に集まる友人も少なくなってきた。
浩太は優子と知り合って、17年の歳月を経て彼女にプロポーズする。
彼女はプロポーズを受け入れ、二人は結婚することになる。
そして、結婚直後、優子が妊娠する。
しかし、同時に彼女の腸にガンが発見される。
子供だけは産みたいと願う彼女だったが......
果たして彼女は無事子供を出産する。
しかし、ガンの進行は止められず、やがて彼女は土に帰る。
ところが、彼女の49日の法要で、浩太は優子の幽霊(?)と出くわすこととなる。
それ以降、優子はことあるごとに浩太の前に現れ、彼の生活や性格に苦言を呈す。
物語はカットバックを多用し、現在と過去を行き来し進んでゆく。
私がこの映画を観ようと思った訳は、監督が以前このブログでも紹介した「婚前特急」を撮った 前田弘二が監督だったからだ。
「婚前特急」はなかなか良い出来の作品だったので、本作も期待を持って観た。
しかし残念ながら「婚前特急」の出来には及ばなかった。
一つだけ良かった点は、優子の弟を演じた、高橋周平だった。
ひょうひょうと、間の抜けたキャラクターを上手く演じていた。
それ以外は評価するところがない映画だと思う。
監督とは難しい職業である。一作目や初期作品で良いものを撮ると、観客は当然の如くその後に作られる作品に期待を持つ。
しかし、期待を裏切らない作品を次々に撮るのは至難である。
そしてダメになっていった監督も多数いる。
前田弘二がそのようにならない事を願って止まない。
ただ、新作「セーラー服と機関銃-卒業-」も、あまり評判が良くないようである。
私はこの映画を観ていないので、その出来について言及できないが、観られる機会があったら観てみようと思っている。
今回紹介した作品は、私自身お勧めしないが、興味をもたれた方は観ていただき、コメントなどいただけると幸いである。
2015年日本公開、カラー、97分、監督:前田弘二。
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