ダーリン三浦の愛の花園

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明日のためにその111-ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

2013年10月10日 | ロック
ノイジーでソリッドな音。

私の好きな80年代のパンク・ニューウエイヴのバンドはその殆どが1970年代に結成されている。
70年代の音楽界は正に混沌、アートロックやプログレッシブロック派手なコスチュームで演奏するグラムロック。
音楽のメインストリーム不在の時代と言える。
しかし時代は確実に動いていた。
そのような状況下次世代の音楽を目指し様々なロックバンドが産声を上げていた。
今回紹介するヴェルヴェット・アンダーグラウンドは時代こそ60年代終盤のバンドだがこれ以降現れたバンドの先駆けとなった。
1965年に結成されその後あの「アンディウオフォール」に見出されデビューしている。
そして1968年に歴史に残る名盤「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」を発表、しかしその後バンドの方向性の違いからメンバーの交代があり音楽性も変化していった。
このバンドの中心人物は今も現役で活躍する「ルー・リード」である。
彼はこのバンド脱退後も名作、問題作を次々と発表している。
今回紹介するのは別名「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドⅢ」と呼ばれる彼らの三作目のアルバムである。
前述した二作目の「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」を紹介したかったがあまりにも前衛的過ぎるので今回は「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドⅢ」の紹介となった。
内容はいたってシンプル、前作のノイズを全体的にフィーチャーしたアルバムと違い聴きやすい内容となっている。
一曲目のバラード調の「キャンディセッズ」から始まりノイジーでソリッドな「ホワットゴーズオン」を含む全10曲で構成されている。
どの曲もシンプルでケレンの無い見事な仕上がりでとなっている。
個人的には彼らのアルバムの中で一番好きなものである。
「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」
その後の洋楽界をリードすべく現れた稀有なバンドだ。
是非お聴きになることをお勧めする。

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