ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその348-char

2019年06月26日 | J-POP
日本のロック黎明期

1970年代、日本の音楽界では「日本語でロックが歌えるか」と言う議論が盛んにされた。
現在の定説では「はっぴいえんど」その始まりではないかといわれている。
はたししてそうだろうか。
私としては、異論がある。
「チャー」こそが日本のロックの黎明ではないかと思っている。
彼が1976年に発表したファーストアルバム「char」が、日本人が本格的にロックを完成させたものだと思っている。
私がこのアルバムを若き日に聴いたときには、たいそう驚いたものである。
英語の曲もあれば、日本語の曲もある。その日本語の曲に驚いた。しっかり「ロック」になっている。
このアルバムは、あまりヒットせず、その後かれは「原田真二」「ツイスト」と並ぶ「ニューミュージック三羽烏」と呼ばれ、アイドル的な人気を獲得した。
皮肉にも、名盤であるファーストアルバムからのヒット曲はなかったが、プロの作品による「気絶するほど悩ましい」等はヒットし、彼の人気を不動のものとした。
彼はその後「ジョニー、ルイス&チャー」と言うグループを結成し、アイドル的な表舞台から去ることとなった。
彼の素晴らしさは、作曲のセンスは勿論のこと、ギターテクニックの素晴らしさは、日本のギタリスト随一であると言える。
その彼の素晴らしいテクニックの基となっているのは「ヴェンチャーズ」である。
以前このブログにも書いたが、ヴェンチャーズは日本のギタリストに幅広く影響を与えているのだ。
御年64歳になる「チャー」老いても益々盛んであり、このような音楽家に、日本のロック界をけん引してもらいたいと切に願う。
下にチャーのファーストアルバムの中の代表曲を貼った。是非一度聴いてその素晴らしさを感じて欲しい。

Kagerou - Char

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