久しぶりにジャッキーを堪能出来る作品
人のものに対する価値観は、好き、嫌いできまる。
当たり前のようだが、ここに人間の性がある。
嫌いなもの(興味のあまりないものも)捨てる場合は簡単である。
後に何も残らない。
しかし、好きな物を捨てるとなると、そのようにはいかない。
捨てたつもりでも、好きであった感触が、体にしみついている。
本日紹介する映画はジャッキー・チェン主演のアクション映画「カンフー・ヨガ」である。
ストーリーを紹介しておこう。
ジャックは中国で考古学を研究している教授である。
ある日彼の元へ、インドの考古学者アスミタが訪ねてきて、太古の合戦で消えた財宝を探すように依頼される。
ジャックは自分の助手達をつれて、チベットに向かう。
そこで彼らは、財宝に関するあるアイテムを手に入れるが、財宝を受け継ぐ子孫と自称するランドルが表れ、そのアイテムの争奪戦となる。
なんとか、ランドルからそのアイテムを守り抜いたジャック達ではあったが......
久しぶりのジャッキー・チェンのアクション映画である。
私はワクワクした期待感で映画を観た。
正直ジャッキーのアクションの体のキレは、全盛期にかなわないものの、堪能はできた。
彼は、2012年の「ライジング・ドラゴン」を最後に、アクション映画からの引退をフアンに宣言した。
そのライジング・ドラゴンも私は観ているが、その時もアクションの体のキレが鈍ったと思った。
これが、ジャッキーのアクション映画からの「引退」の真意なのかもしれないと少々寂しい気分を味わった。
しかし、世界中のジャッキーフアンは、身勝手なもので、彼のアクション映画をもっと観たいと思っているに違いない。
それが彼に届いたのか、今回のこの映画になって表れたのだろうか。
それとも冒頭に記したように、アクション映画が好きでたまらない彼だからなのだろうか。
この映画のラストシーンは、インド映画ではお馴染みの、多数の男女が入り乱れた大規模なダンスシーンで締めくくられる。
以前、ダニー・ボイル監督の「スラムドック・イン・ミリオネア」でも、インドがテーマの映画だったので、このような派手なダンスシーンで映画の幕を閉じていた。
しかし、この手法は考えなおした方が良い。
ワールドミュージック専門で聴いている私は、かなりのインド映画のPVを観てきた。
本場のそれは、もっと桁の違う規模で、到底真似できるものではない。
インド以外の国がインドを題材にする映画を製作するとき、陥りやすい誤りである。
しかし、その点を除いても、結構ジャッキーらしい作りの映画で、私は満足できた。
万人に受け入れられる作品ではないとおもうので、あまりお勧めしないが、もし何か観たいと思った時、この一本を思い出して欲しい。
2017年中国・インド合作、2017年日本公開、カラー107分、監督:スタンリー・トン
人のものに対する価値観は、好き、嫌いできまる。
当たり前のようだが、ここに人間の性がある。
嫌いなもの(興味のあまりないものも)捨てる場合は簡単である。
後に何も残らない。
しかし、好きな物を捨てるとなると、そのようにはいかない。
捨てたつもりでも、好きであった感触が、体にしみついている。
本日紹介する映画はジャッキー・チェン主演のアクション映画「カンフー・ヨガ」である。
ストーリーを紹介しておこう。
ジャックは中国で考古学を研究している教授である。
ある日彼の元へ、インドの考古学者アスミタが訪ねてきて、太古の合戦で消えた財宝を探すように依頼される。
ジャックは自分の助手達をつれて、チベットに向かう。
そこで彼らは、財宝に関するあるアイテムを手に入れるが、財宝を受け継ぐ子孫と自称するランドルが表れ、そのアイテムの争奪戦となる。
なんとか、ランドルからそのアイテムを守り抜いたジャック達ではあったが......
久しぶりのジャッキー・チェンのアクション映画である。
私はワクワクした期待感で映画を観た。
正直ジャッキーのアクションの体のキレは、全盛期にかなわないものの、堪能はできた。
彼は、2012年の「ライジング・ドラゴン」を最後に、アクション映画からの引退をフアンに宣言した。
そのライジング・ドラゴンも私は観ているが、その時もアクションの体のキレが鈍ったと思った。
これが、ジャッキーのアクション映画からの「引退」の真意なのかもしれないと少々寂しい気分を味わった。
しかし、世界中のジャッキーフアンは、身勝手なもので、彼のアクション映画をもっと観たいと思っているに違いない。
それが彼に届いたのか、今回のこの映画になって表れたのだろうか。
それとも冒頭に記したように、アクション映画が好きでたまらない彼だからなのだろうか。
この映画のラストシーンは、インド映画ではお馴染みの、多数の男女が入り乱れた大規模なダンスシーンで締めくくられる。
以前、ダニー・ボイル監督の「スラムドック・イン・ミリオネア」でも、インドがテーマの映画だったので、このような派手なダンスシーンで映画の幕を閉じていた。
しかし、この手法は考えなおした方が良い。
ワールドミュージック専門で聴いている私は、かなりのインド映画のPVを観てきた。
本場のそれは、もっと桁の違う規模で、到底真似できるものではない。
インド以外の国がインドを題材にする映画を製作するとき、陥りやすい誤りである。
しかし、その点を除いても、結構ジャッキーらしい作りの映画で、私は満足できた。
万人に受け入れられる作品ではないとおもうので、あまりお勧めしないが、もし何か観たいと思った時、この一本を思い出して欲しい。
2017年中国・インド合作、2017年日本公開、カラー107分、監督:スタンリー・トン
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます