バウムクーヘンは、ドイツでは厳格な基準があるお菓子だそうで、卵2:砂糖1:小麦粉1:バター1の割合で専用オーブンで職人が焼くものだそうです。
バームクーヘンは、ベーキングパウダーを入れたり、様々なアレンジがされているいわゆる量産型。
私の場合、小麦粉ではなく代用粉類を使うし卵焼き器で焼くのでバームクーヘンからも遠く離れています。
まず細めのラップ芯を切ります。
幅は卵焼き器の底の内側の長さよりも少し短くします。
私の場合、卵焼き器は底幅(内側)が13センチだったので、ラップ芯は11.5センチにしました。
次に芯に合わせてアルミ箔を巻いてから、オーブンシートで包みました。
(アルミ箔はラップ芯に油類が染み込むのを防ぐため、オーブンシートは生地離れをよくするため)
見た目は1つ上の写真とほぼ変わりません。
見た目は1つ上の写真とほぼ変わりません。
アルミ箔とオーブンシートを巻いた端はラップ芯の筒の内側に折り込んでいます。
この段階で卵焼き器の幅よりも両脇にスペースがあるようにしてください。
この芯に巻き付けながら卵焼きを作る要領でバームクーヘンもどき生地を焼いていきます。
途中過程の写真を撮り忘れるくらい楽しく調理しました。
焼いている最中に、私が調合した生地は沖縄お菓子のポーポーやちんびんみたいと気がつきました。
私の生地は、米粉とタピオカ粉が主原料なので、調合はまだまだ研究しなければ…と。
焼き上がりです。
遠目では、チャーシューでも作ったかのような姿です。
巻き付けた姿はこんな感じです。
巻き付けた姿はこんな感じです。
巻物みたいな見た目。
冷める(30分以上)までこのまま放置します。
冷ましてから中心の芯を指で押して抜き取り、ナイフで切り分けます。
トップ写真を見るとよく分かると思いますが、層が微妙です。
素人が遊び半分で作るには面白かった、というシロモノになりました。
色合いが茶色っぽいのは、砂糖にきび糖を使ったことと、風味付けにシナモンをたっぷり入れたからです。
切り落としをつまみ食いしながら、何かに似ているのだけれどなぁ、と思いを巡らしてみました。
昔は団子とか和菓子は買ってきた翌日には少し固くなったので、少し炙ってから食べたときのあの食感っぽいのです。
ということは、このバームクーヘンもどきは餡が似合う味わいなのかもしれません。
これを作るきっかけは、このブログの1つ前の記事のコメントで、裕さんが竹を使ったバウムクーヘンづくりについて書いてくださったからです。
私も一度はやってみたいことの1つですが、1人ではできないし、場所と道具と気力を考えると気が遠くなります。
それなら身の丈にあった道具で1人でできる方法を考えました。
楽しさのハイライトは、芯を外すところでした。
スルッと芯から生地が離れた瞬間は、おお~と自然と言葉が漏れました。
私はラップ芯のストックがあるので、すぐに取りかかれましたが、これに代わるモノはなかなか存在しないかと思います。
アルミ箔の芯は紙が薄いので紙が湿気でふやけたり、焼いている途中で生地の重さに負けないか注意深く見守る必要がありそうです。
ラップ芯は固くて丈夫ですが切るのが大変です。
私にはカッターナイフでは切ることができず、木工用のミニ鋸を使いました。
ゆえに今回ご紹介した作り方は、芯を入れて作るなら大人が道具を用意する必要があります。
芯を入れずにちんびんやポーポーのような巻物状にするだけなら、もっと簡単にできると思います。
学校がお休みのお子さんがいらっしゃるご家庭でも、楽しくできるおやつづくりだと思います。