makoto's daily handmades

「ものを創る」を読む

白洲正子著。

私の知らない世界がここにある。
骨董の善し悪しも分からないし、芸術家や評論家などとのつきあいもない。
ただ平凡な生活をしているのだ。

白洲さんは違う。周りに居る人たちとサロンを形成して、そのサロンを盛り上げる立場なのだ。
元華族なので華々しい経歴を持ち、ご主人はあの白洲次郎なのだ。
私は本や知識でしか知らない著名人達と交流し、その交流録がこの本なのだ。

文章は平易な方ではあるけれど、歴史的背景を知らないとちょっと分かりづらい。
とくに白洲さんの交友を知らないとまったくもって「この人誰だ??」となる。
でも文章を読む限り、白洲さんは誰にでも愛くるしく接することができるのではないかと思う。

この本に出会えて良かった。
ただ、私には遠い遠い存在の世界で、そういった世界もこの日本にはあるのだな…と感じるばかりだ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読書」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事