この日は、来月開店する直売所設営の準備です。
兄、母、私の3人で作業しました。
母は午前中だけ。
直売所は、元々農機具を収納している作業小屋を改造します。
まずは小屋の内部を片付けて、日除けシートを設置します。
農地に作業小屋を設置する条件として、簡易構造(いわゆる掘っ立て小屋)でなければ税制上許されません。
ゆえに節税のための掘っ立て小屋で、暑さ対策は扇風機だけです。
そして日差し対策で日除けシートを二重に張り巡らせます。
これがまた、兄のような高身長なら楽に作業できるのに、私でさえも女性の平均身長しかありません。
脚立に登ったり降りたり忙しいこと…。
が、ただいま左側が五十肩発症中の私。
時々グキッと痛みが走りながらも、なんとか作業しました。
午後は兄と2人で、直売所スペースの地面の処理です。
農地なので、ここも節税のためにコンクリートや砕石を敷き詰めることができません。
泥の流出などがあるので、シャベルと熊手で地ならしをしてから除草シートを敷き詰めます。
シートの端は、かすがいを打ち込んでめくり上がるのを防ぎます。
そしてこの日のメインイベント、川崎市100年の記念事業、ブルーインパルスを果樹園の脚立に乗って鑑賞しました。
ついでに脚立の上から果樹園の様子です。
↑ブドウです
↓メイン農産物です
作業中もコインロッカー式直売所は稼働中で、お客様から「今年の受付はいつから?」などとお声がけをいただきました。
まだ1か月くらい先の直売所の開店ですが、楽しみにしてくださるお客様に感謝です。
今年は父の介護が発生して、その介護を母が主に担うので、人員は昨年比マイナス2人。
人手不足は顕著ですが、それでも季節は巡ってきます。
私もできる限り手伝って、実家の果樹園を盛り立てて行くつもりです。
だがしかし、心配性の兄は「俺は情けないよー、お前が30分で来られる所に住んでいるから助かってるけど…」と長話。
気にすんな。
私にはその一言しかないンですよねぇ。
私は兄ほどの親孝行はして来なかったンだし。
兄は人並み以上に恵まれた高身長の体格とは裏腹に、どうにも心配性。
心優しき巨人とも言えますが、いつも励まして盛り立ててあげないと苦悩沼にハマりやすいンです。
そんな兄を情けないだなんて、私は思いません。
兄は実家の農業を継いでくれたから、実家を盛り立ててもらっているし、私の故郷を維持してくれているのだもの。
いろいろあっても、ニイチャン、気にすんな。
それがすべてです。
次回も楽しくお手伝いしたいです。
☆おまけ☆
作業休憩中、母が「直売シーズンにオトーサンを預かってくれる所あるかなぁ」とポツリと言うのです。
私「それなら包括支援センターに聞いてみれば?」
母「なにそれ?」
私「え?お父さんの介護認定どこで申し込んだの?」
母「区役所」
私「フツー、包括が多いンだよ。介護の困り事のよろず相談所だもん」
どうやら、母は地域包括支援センターという存在を知らなかったみたいです。
昼休憩に、箇条書きで父の現状、母の希望を書き出して、母に持たせて午後から包括支援センターへ行ってもらいました。
母も初めてセンターに行くので、今回の要望は2点に絞りました。
1、父を約2か月預かってくれそうな施設のパンフレットをもらってくる
2、父の介護認定の見直しを希望していること
日々父の症状は不可逆的な状態だけれども、父が苦しまず痛がらず、穏やかな心を持って過ごしてくれたらいいな、と思っています。