空廻カイリ著。
鳥好きの方なら、そうそう!と思うような逸話が盛りだくさんで、著者の鳥好きが本当によくわかる1冊です。
鳥と言っても家禽(ニワトリ等)でも、猛禽類でもなく、今のところインコに限って登場していて、オウムは登場していません。
そして私が愛するセキセイインコはまだ登場少なめで、基本的には中型インコに分類されるコガネメキシコインコが中心です。
私は小鳥が大好きですが、ペットとして飼育するには私にはセキセイインコの大きさまでだな、と思ってしまいます。
理由は噛まれることに慣れないからです。
セキセイインコでも軽く噛まれるとやはり痛いです。
本気噛みはまだ経験がないけれど、これが中型インコ以上だと流血するというので、怖くて飼えないのです。
以前、YouTubeで大型インコを飼っている方の動画を見たら、上腕が傷だらけでビックリしました。
ホンモノのインコ&オウム好きは、腕の傷すらも愛おしくなるらしいです(苦笑)
私もヨウム(洋鵡)やズグロシロハラインコが好きなのですが、寿命の長さ、噛む力の強さ、フンの形状、脂粉量、性格から、自分で飼うのは無理だと諦めました。
でもセキセイインコ以外の小鳥もどんな生態なのかは知ってみるとやはり面白いです。
もし、インコ&オウムを飼ってみたいと思っている方で、どんな生態や性格なのかを知るにはちょいと読んでみてもいい漫画だと思います。
ただ小鳥は身体が小さいからと言っても、寿命はワンちゃんやニャンちゃんとそう変わりません。
お値段もケージや餌代などもお安いうえに、ロスト(逃がしてしまう)しても、小鳥が自力で戻ることは不可能です。
だからロストしたら、探さない飼い主がいるのも事実。
小鳥をお迎えしたら、やはり最後までお世話をするのが飼い主の責任です。
私も今は5羽のセキセイインコを飼えていますが、いくら好きでも将来セキセイインコ1羽のお世話すらできなくなる可能性もあります。
それは明日の話ではないけれど、10年後、20年後の自分の気力、体力、財力までは分からないのです。
この漫画をきっかけにインコ&オウムに興味を持つ方が増えることに期待しつつ、お世話も含めてインコ&オウム好きになってくださる方も増えていただきたいです。