でも予定通りMIFさんと千葉市にあるホキ美術館に行ってきました。
この美術館には、開館以来年2回は足を運ぶ美術館です。
逆に言えば、この美術館以外にはそれほど足を運んでいません。
今回は、企画展「理想の風景画」が良かったです。
とくに初めて曽根茂さんの作品を拝見しました。
ここに展示している作品は、たいてい美大出身、美大大学院を卒業している方ばかりですが、曽根さんは、京都大学で考古学を学んだ方だそうです。
この美術館に展示されている画家さん達の中では異例と言えるでしょう。
私も史学を学んだのですが、史学の中でも考古学は少し特殊です。
史学を学ぶ者はたいてい理系が苦手の方が多いです。
私は化学や地学、生物はとても得意でしたが、物理だけはどうしても苦手というタイプでした。
だから理系が絶対的に苦手というタイプではありません。
考古学は、測量士の資格が取りやすく文系なのに理系的素養を必要とします。
考古学の学生達が測量等で四苦八苦している様子を見て、私が教科書を見せてもらったときに「あ、これは高校の物理で習った」と言ったら、驚かれました。
その時、高校で物理を履修して史学に進学している学生が少なかったようです。
さて曽根さんの作品。
茶畑の風景画なのですが、本当に心象に残る風景画です。
考古学とこの絵画のつながりは感じることはなく、どうして考古学から画家の道に進んだのだろうかと不思議に感じました。
同世代の方で、京都大学の考古学と言えば、考古学の中でも権威ある学閥がある世界です。
ヘッポコ私大の史学卒である私とは全く違う世界が広がっていたはず。
そして画家として大成しているからこそ、どうして画家の世界に進むことになったのか、とても興味を持ちました。
今回も感動的な作品ばかりで、心が洗われる気分になりました。
あまりまだ調子がよくないことと、昨夜は夕食後の薬を嘔吐し、就寝前の薬をパスし、朝は飲み忘れたため、少し咳が出てきました。
まだ薬がないと咳が出て、息苦しさを感じます。
帰りは、アクアラインの海ほたるPAを利用しました。
東京湾の真ん中にあるPAです。
インバウンド効果なのか、以前と比較してとても外国人観光客だらけで驚きました。
MIFさんが言うには、世界中探しても高速道路のPAが海の真ん中にあるのはここだけだろう、とのことです。
海ほたるPAの住所は千葉県木更津市です。
写真中央の白い建物は、風の塔という施設で、こちらの住所は神奈川県川崎市です。
海ほたるPAの売上は千葉県のものとなりますが、風の塔は避難や保守用施設なので商業施設はありません。
この足跡は、映画「シン・ゴジラ」が初上陸したことを記念して、シン・ゴジラの足跡を描いたそうです。
本当に巨大です。
帰りは、川崎市の工業地帯を撮影しました。
この辺りは、東京都の羽田空港の対岸辺りで、川崎市の工場群。
京浜工業地帯の中核を担っている地域です。
私が生まれ育った川崎市の農村部とは全然違う風景です。
今住んでいる高層マンション群の街とも違います。
ここほここだけの風景で、川崎の中でも特殊な風景であり、川崎の産業と経済を支えている地域でもあります。
様々な様子が見られる川崎市。
これもまた好きな風景でもあります。
今日は不調のままに出かけたので、MIFさんには少々負担をかけました。
でも今日もいろいろなところへ連れて行ってくれてありがとう!
