3月7日夜、兄から電話がありました。
なんだか焦っている言葉遣いに、すわ、また母が倒れたか?それとも祖母が倒れたか?とすぐにメモ帳とペンを用意すると、亡父の申告書のこと。
兄は真面目なのですが、予定外のことが起きるとパニックになりやすい性格。
それに翻弄されてはいけない。
安堵とともに再び湧き上がる兄への冷静な気持ちです。
直前に税理士さんから電話があって「申告書に相続人全員の署名がほしい」とのことで、私の都合を把握していなかった兄が慌てふためいたという訳です。
あー、そういえば、被相続人の申告書は相続人の署名が必要だったな、と会社員時代に学んだことを思い出しました。
私が退職して約10年、以来、相続関連の大きな法律の変更があったので私自身アップデート出来ていないことは承知しています。
正月明けくらいに「イマドキは、被相続人の申告書に相続人の署名は要らないのか?」とふと思い出しました。
ま、四十九日忌明けには相続手続きをするだろうから、兄が税理士さんと相談して指示するよな、くらいに思っていました。
税理士さんとの面談があるというので、昨日、実家に行ってきました。
実家がお世話になっている税理士さんは、母の高校の先輩。
書類に署名をしようとしたら、んん?
プリントしてある私の住所が違う…。
行政区、地番が違いまして、これは2か所とも二重線と訂正印が必要なレベル。
念のために印鑑セットやマイナカード等も持参していたから焦りませんでしたけれどね。
私以外の相続人一堂は何も確認せずに署名していたみたいです。
署名捺印は契約書をよく確認してから。
これは人生の基本です。
税理士さんも人間だもの。