静かにフェードアウトした元同僚

今日、元同僚が退職していたことを知った。
もう１か月も前に退職していたとか。
彼女とは同じ部署に数年間いたけれど、別の課だったからあまり交流も無かった。
でも、片頭痛もちだと言うので、頭痛外来をおすすめしたことがあった。
私も片頭痛と群発性頭痛を持っているので、早めに受診した方がつらい思いを緩和できるよ…と。

でも彼女は受診しなかった。
市販薬で良いと。
それに彼女を見ていると片頭痛ではなくて群発性頭痛ではないかという感じがした（私は素人だから判定はできないけれど）。

その後彼女は「この部署から異動するのが嫌だ」と言うのを聞いたことがあった。
そんなのムリなのに。専門職ではないのだから。

そして異動。１か月でうつ病のため５か月ほど休んだ。
そして異動。２か月でうつ病のため９か月ほど休んだ。
そして異動。２か月でうつ病のため７か月ほど休んで退職。

う～ん、この状況を見ると、職場に慣れる前に休んでいるのですね。
環境変化に弱いのであれば、異動を希望しなければいいのに。
それに産業医や産業カウンセラーにちゃんを話せばいいのに。

私もかなりのポカばかりでヘッポコだけれど、病気に対してだけはかなり前向きだった。
何よりも「治りたい」という気持ちは強く持っていた。
彼女は強い思いで治りたいと思えなかったのだろうか？
私の職場は、冷たいところもあるけれど、それでも一般的な企業よりもかなり楽な職場だと思う。
だからヘッポコな私でもどうにか勤務できている。

私はつい、自分も頑張ってうつ病がよくなったから、あなたも頑張れるよ…と言いたくなってしまう。
けれど、この病気はそんな風に治る病気でもないことも知っている。
もう少しどうにかできなかったかな？と思ってしまう。
余計なお世話なのだと思いつつも、残念に思う。