大晦日にEテレで放送しているあの「第9」だ。
数年前に演奏を途中で中止してその楽章の最初からやり直したことがあると聞いたことがあるし、昨年は不評だったとも。
だからあまりヘンな感じになりませんように…と思っていた。
同行のSさんは15年くらい前から毎年聞きに来ているようだけれど、私はそんなに造詣が深いわけでもなく誘われたから来てみたくらい。
でも、聞いていると「意外と素直な演奏で、聞いていて心地がいいなぁ…」と。
ソリストもとても響きがよくて気持ちよく聞けるし、合唱も同様。
とくにソプラノのソリストの歌声は印象的だった。
ちょっと気になったのは、ヴィオラあたりで後半、体を前後に動かしている人が目立つなぁくらい。
指揮者がとても気配りをしている様子がうかがえて、情熱的とはちょっと違うのだけれど、この曲に思い入れがあるのだろう…と感じた。
そしてコンサート特有の臨場感は、テレビでは味わえない。
演奏後Sさんも「今年はあたりの年だ」と言っていた。
昨年は指揮者の個性的なアレンジがあったそうで「去年ははずれ」と言っていた。
実際に聞き続けているSさんが言っているだから本当なのだろう。
私のように今年初めてN響の「第9」を聞いたモノにとっては、素直に素晴らしい演奏だったので来年も聞いてみたいと思う。
ちなみに今日の演奏は、FMでのライブ中継のほか、大晦日にEテレで放送するそうだ。
もしかしたら2階席にいる私が映っているかも…なんて思うけれどおそらく豆粒だろうな。
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