祖父の法事の引き出物でカタログで自分で選んだもの。
当時すでにみすずのごはん鍋を使っていて、南部鉄器で炊いたらもっとおいしかろう…と。
でも南部鉄器の手入れ方法をよく判っていなかった私はしばらく使うと、
鍋をさびさせてしまった。
それでも何度か使ってはみたものの、ごはんをおいしく炊くことができなかった。
理由の1つに錆よけのために薄く油を塗布すること。
そうするとどうしても白飯が油くさくなる。
これがどうしても好きになれなかった。
そうなるとますます遠のくのが人間の性。私はそう思っています。
ところがこのところ、断捨離が気になる私。
このままでは、この南部ごはん鍋を捨てることになる。
祖父の法事の引き出物で、自ら選んだのに捨てるだんて忍びない。
一方で、このごろアウトドアに目覚めた私。
昔から気になっているアイテムにダッチオーブンがある。
でも大きいし重いし、第一MIFさんが野外での料理に興味が全然無い。
ところが、先日行ったアウトドアショップでコロダッチを見かけてから
気になって仕方が無い。
いろいろと調べてみて、料理は美味しそう。
でも南部鉄器を錆びさせた経験を持つ私にはとても手におえない。
気になるのになぁ…。
ふと、ひらめいた!
南部鉄器のごはん鍋って、コロダッチポットと形が似てないか?
サイズはだいぶ違うけれど、ごはん鍋を使い倒してからコロダッチポットを買えばいいのではないか??
では今の錆びた状態をどうにか修復できないかな??
調べてみると、南部鉄瓶の内側に錆が浮いたときは、緑茶の茶葉を入れて沸かすとよいとのこと。
そこで鍋になみなみとお湯を沸かして、緑茶の茶葉を入れて放置してみた。
緑茶に含まれるタンニンが鉄分と結びついて真っ黒な水になればよいとのこと。
3時間放置してみたら、もう真っ黒。ビックリ。
そしてなかのお茶と黒い水を捨ててまたビックリ。
鍋の内側が黒くなっている。
タンニンと鉄で皮膜ができたようです。
あとは一度鍋を水洗いしてから、水気を拭いて火にかけて乾かします。
そのあとは油を薄く塗っておきます。
おお、南部ごはん鍋が復活。
でも、もうごはんは炊かない。
これでダッチオーブン的な使い方をするんだ。
そうすればこの鍋をもう一度復活させることができるし、
断捨離の対象外になるはず。
というか、断捨離とか言わせな~い。
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