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基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

バレーが「普通」になるかも

2008-05-25 19:01:38 | その他スポーツ
風前の「日本びいき」


5月22日の朝日新聞のスポーツ欄に小さくではあるがこのような見出しの記事が載っていた。

現在日本で開催されているバレーボール北京オリンピック最終予選で女子が見事に出場権を得たわけだが、

2004年 アテネ五輪最終予選
2006年 世界選手権
2007年 ワールドカップ
2008年 北京五輪最終予選

実はこの前もず~~~っと主要大会をホームで戦っている。

こんなおかしな五輪競技は他にない

例えば、サッカーでいえばホーム&アウェイが基本。そしてチームはアウェイの厳しい環境を乗り越えてこそ成長する。だが、バレーにはそんなの無援。いつもホームで試合するのだから。

こんなおかしな状況が続くのは国際バレーボール連盟(FIVB)ルーベン・アコスタ会長がいるから。会長はテレビを重視。巨額のテレビ放映権料を払う日本のテレビは、言い方が悪いかもしれないが恰好の「スポンサー」となった。

これまでも日本開催の偏重の批判はあったらしいが(誰がどう考えてもおかしい)会長は「日本のテレビ放送は重要」と一蹴。

そのアコスタ会長が24年間務めた会長職から退任するらしい。理由は「家族との時間を大切にしたいから」だそうだ。

ちなみに朝日新聞の記事では、これで日本開催は減るとし、バレーボールは

ようやく「普通」の競技になるかもしれない

として、記事を締めている。ぜひ、ぜひ、そうなってもらいたい。

今のバレーボール中継はどう考えても普通じゃない。試合前にはアイドル歌手がぞろぞろと出てきて自分たちの曲を熱唱!(国家斉唱ならまだわかるが)仮にも国際試合である。国と国が威信をかけて、オーバーにいえば武器を持たない戦争である。アイドルのコンサート会場にしてどうする。

また、応援するファンも最悪。熱心に応援するのはいいが、日本が強豪相手にストレートで負けても試合後には拍手。ブーイングする奴はいないのか?本来なら、

勝つ気あるのか!

柳本!やめちまえ!

金返せ!


となるのが普通である。バレーは勝負事。アイドルのコンサートならお目当ての人物に声援を送るだけでいいだろうが…。

1997年、フランスW杯の予選でなかなか点を決められないエース・三浦知良(カズ)は「やめちまえ」「お前が決めてりゃ勝ってるんだ」と罵声を浴び、生卵を投げつけられた。もちろん、こうした行為が決して褒められたことではないが、バレーボールファンにここまで熱くなれる、チームを思う人がいるだろうか?日本がアウェイで試合をする時に、わざわざ日本から応援に行く人がどれだけいるだろうか?

日本のテレビ局、そしてバレーファンはよく考えてほしいものだ。

勝負事は声援を送るだけじゃダメ。時には心を鬼にしてブーイングを