巨人4-2ヤクルト
開幕から28試合目。巨人が今年初めて‘理想的な勝ち方’をしたのではないだろうか?
6回までにリードする。後はスコット鉄太朗で逃げ切る。昨年までの方程式通りで快勝した。
6回表に同点にされたが、すぐ裏、1死2・3塁のチャンスで代打・高橋由伸が決勝2点タイムリー

この2点を西村→山口→マシソンのリレーで逃げ切った。この3人が揃って無失点は今季初。ピンチも作らなかった。後ろの3人は巨人の生命線なだけに、ここが復活してくれれば大きい。
また代打・由伸が決勝タイムリーを放ったのも大きい。プロ17年目のチーム最年長の男に送られるファンの声援は誰よりも大きい。彼が打てば球場の、ベンチの雰囲気がガラリと変わるのだ。
これまでスタメン・4打席で勝負してきた選手とあって、代打ではこの打席まで12打数1安打と苦労していたが、この1打で変わるだろう。2安打はいずれも打点つき。ほかに犠飛2本、押し出し1度で打点6は12球団の代打でタイ記録。なんだかんだで‘高橋由伸’という名前で相手はビビるのである。
またこの日はアンダーソンが、また27日の広島戦では長野がそれぞれ下半身の張りを訴えて、試合途中にベンチに下がった。3日からはGWの9連戦。開幕から約1ヶ月が経過し、選手にも疲れが出る頃。彼ら2人に代わってスタメン出場の機会もあるだろう。まだまだ由伸健在である。
「理想的な勝ち方」と言ったが不安な点もある。まずは6回に同点にされた杉内。ここまで年俸5億円のコストパフォーマンスを発揮しているとは言い難い。原監督も「あえて苦言を呈すならば、まだまだ本来の精度ではないね。球に勢いは出てきたと思う。ただ制球とか、まだ老けこむ年齢ではない」とコメントしている。世間を席巻した松坂世代も今年で34歳になり、どの選手も陰りが見えるが杉内にはもうひと踏ん張りしてもらいたい。
そして最大の心配が阿部。7回、西村の逆球を体をねじりながら捕球すると、上半身に強い張りを訴えて交代した。体は満身創痍と見られる。「抹消するかも」とか「そこまでひどくはない」など情報は錯乱しているが、3日のナゴヤでの3連戦は欠場し、代打で待機にした方がいい。まだ100試合以上残っている。1年は長いのだ。無理をする必要はまったくない。