巨人・村田誕生に思うこと

巨人は横浜からＦＡ宣言した村田を獲得した。獲得してしまった…とも言うべきか？
確かに今年の巨人はサードを固定できなかった。開幕はライアルで迎えたが、散々たる有り様。あげくは試合途中に職場放棄してサヨウナラ。
亀井もサードに挑戦した。持ち前の身体能力を生かして守備はまずまずも、相も変わらず打てなかった。
結局、ＣＳでサードを守ったのは寺内。打球を前に飛ばすことすらできず、三振を繰り返すばかり。せめてバントだけでもしっかりと思いきや、それすらもできない。原監督が即戦力のサードを求めたのは致し方ないところだ。

ただ、私の中で村田の評価は高くない。守備はお世辞にも上手いとはいえない。
日本を代表する右の大砲ではあるが、今年の成績は.253　20本　70打点。2010年は.257　26本　88打点。
とても年俸２億円の価値がある選手とは思えない。そして今年に関して言えば、得点圏打率は２割にすら届かない。おそらく村田の打順は５番。チャンスで多く打順が回ってくるだろう。一抹の、いや十抹くらいの不安がある。

一方で村田には「勝ちたい、優勝したい」という高いモチベーションがある。
９年間在籍した横浜では７回が最下位。優勝争いすら経験したことがない。今回提示された金額は、巨人より横浜の方が高かったという。それでもお金より勝利を選んだ。
今年、同じく横浜からソフトバンクに移籍した内川が首位打者＆ＭＶＰを獲得したのは高いモチベーションあってこそだろう。

もともと力はある選手である。そうでなければ.323　46本　114打点（2008年）という成績は残せない。
ツイッター上では多くの人が「村田いらない」とつぶやいた。私もその１人であるが、村田にはぜひとも、そういった声を封じ込める働きをしてほしいものだ。

達成してほしい数字は３割30本100打点。これを超える成績を残したら「男・村田」を認め、村田グッズを買おう。私にうれしい出費をさせてほしいものだ。ガンバレ・村田！