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館員のおばさんに変に気に入られたのね
といってもおエラいさん
わたしがどこかのボサツさんにソックリだって
まあ悪い気はしない
でどこかの路地奥の、お店に
最近隠れ家とかいっているケド
京都では隠れ家だらけとも
路地奥のお店にはいって
わたしこれでも鼻いいから
「糸の匂いがする」と思わずつぶやいたら
店の亭主も館員おばさんもニンマリ
日本酒苦手なんけど、京都じゃ通過儀礼のようの気がしたのだけれど。けっこう遠慮っぽいのよ。主人に目を読まれたのか、「一杯目だけは冷酒でいいですか」とそうなると乗せられたも同然。素直に「ハイ!」
いかにも京都って設えの料理じゃないけど。夏の季節があるのね。キュウリに鰊の酢の物、串にさして炙ったハモ…
で最後に「ぶぶ茶漬け」
わたし締めにラーメン・お茶うけなんてしないほう。
京都では「お茶漬けでも」と云われたら「早よ帰り」とは何かの雑誌では知っていただけに「ハイ!」
とことこと大きめの急須にお湯が注がれ、お茶の香りが。別に上等なお茶のじゃなく。懐かしいようなふんわりした香り。
京都の漬け物はお土産の定番?なのかな。私にはそんな摺り込みが。で、もらってもまあ定番か!?の味。見場のいい漬け物じゃなかった、萎びていて、いつものわたしなら「ふん!」よね。
ご飯に、お茶を注がれただけのお茶漬けに思わず店主の顔見たわ。まあ、値段のはる何とか茶漬けとかいうお店のも食べないけれど。
それに、ほとんど色のない、おジャコ山椒、ちいさな丸干し二匹。「えっ!」
「お漬け物に七味かけなさい」と言われ「ハイ」と漬け物噛んだとき、お新香のように「パリ」じゃなく、ワンテンポおいた心地。(これあんまり好きじゃないのよね!)でももぐもぐして、醤油と七味と糠の香りが鼻孔を抜けていった。
あられもなく、お番茶をなんど継ぎ足したかしら。
落語にあったのかな「チンチロリンのさらさら」
ジャコ山椒は店主の手作り。
もちろん、館内監視で居眠りもしたわ国宝に包まれて 至福