隠れ家 「壁の花に」

　隠れ家　「壁の花」

「四階でございます」　（ほんとうは二階がメインらしいケド）

家に閉じこもると　外野がうるさいのね
結局甘えが出ている　
滲んでしまうよになる

都会（まち）に出て来て
わたしがまず行ったところは
百貨店　この言い草けっこう好きなの
旧い感じがして
で、買い物したわけでないの
壁に逢いに
なんだと思うけど
寄りかかると
地球と寄り添うの

化石となる年月の「壁の花」気分

隠れ場所 バス電車発車します

今日は
As Time Goes By

隠れ場所　押し入れ　子供の頃にね

空気の止まったところ

風のあるところ

バス電車発車します

隠れんぼう する場所ある？

るい
良い子の場所

とりあえず　今日はダメ！

私の逃げ場所に
隠れんぼう

明日　話せたらネ！

ギムレットにはまだ早い 雨雲ロンググッドバイ

そして今日
これがまだ雨雲舞台なのね
お休みで助かった！
空気は蒸しムシ
とてもじゃないケド　移動行為なんて
駅まで歩いて　改札と降り　階段登り　電車を待ち
電車に揺られる

ともかく、お天気の演出家がいるのじゃないかしら
シトシト降ったりやんでり、中途半端と思っていたら
にわかに雷雨、ティンパニーね。
丁度ペンネのお昼を食べていたところ
味は私が作ったから自身で食べて保証できないけれど
雨雲味としておきます。
ジットリ寝苦しいかったけれど　沐浴
マルグリットデュラスの「ラ・マン（愛人）」で昼寝
起きると薄日、雨雲は居座ったまま　厚顔無恥

空気は相変わらず、温湿それにウインナー・コーヒーの雲行き。
午後三時半すぎて又またの雷音
雨雲荒武者た集まってきて「凌辱の驟雨」これじゃ、AVねだけど。
テラスにでて、ギムレット。
レイモンド・チャンドラー　雨雲と「ロング・グットバイ」したいと。「ギムレットには早いとも」雨風が心地いい！

薫の君

「匂い」
わたし少し匂いに敏感ななのよね。
きのうの納豆とは反対のコトいっているケド
自身の髪の毛が匂うだから、イヤになる
だから毎日洗髪
尾籠だけど　しゃれた言葉知っているでしょ
トイレも確実に家で済ましてゆく
でも香水の匂い苦手　
微香料ていどならね。
化粧品無香料　人肌の匂いが最高
源氏物語りには、生まれながらに芳香を放つなんておヒトがいたと。中国では西施・楊貴妃なんてお妃さまが。
さて！朝日頃から向こうからにこやかに挨拶してくる娘（コ）いるのね。日頃素っ気ないわたしにも。
そしてすれ違ったとき、そのこの衣服から。今季の青稲の香りしてくるの。この娘が蒸し蒸し青稲の田圃真ん中道「今日もにっこり」歩いてきた情景が見えるよう。わたしがいつか、彼女とすれ違ったとき、少し眉を潜めて、クンと小さく鼻をならしたとき。彼女はどこかのエアーカーテンで匂いを取るようになっわ。その時は、田圃に巻かれたツーンと薬剤の匂いがしたの。彼女も気づいたのね。