きずだらけの石の「理想宮」

　この丸い傷だらけの石見ても何も感じない方、多数やと。
たぶんこれ玉石、まるく加工されたものと。けっきょく川上から流れて川下、海岸でまるくするのを機械的にやったもんやと思いますなんて、こういう憶測するのが私のたのしみ。
　道端排水の所におっていたから、数かずの車のタイヤで葛だらけになったのと。　
　なんでこんな玉石があるのやろと。何処かの店舗か工場の庭風に設えられた植栽に撒かれたいしなんかなとか、喫茶店の駐車場周りにあったもんかいなとか。碁石なんかにつかわれる那智黒もよう京都のおもむきのある家なんかの玄関のアプローチなんかに撒かれていたもんやなんて。
　で、きずだらけの石をポケットに入れてもってかえります。
フランス「理想宮」フェルディナン・シュヴァなんて凄いことできませんが、しばしかたわらに置いて眺めています。
　なんか！これは我が身かなとも

夏の違法広告

蒸し暑さが

ペタリぺたりと
道沿いの　どこそこ構わず電柱や
ガードレール張られてゆく
違反広告みたいなもんや

そして通り行くヒトに蒸し暑さの寄生ぺたり
背中に　くびすじに

足の裏に張られると参るな！

昨日 どんな夜を わたしは角隠し花嫁

お早うございます！

ジューンブライド　梅雨の間での婚姻
花嫁さんは　角隠しに衣装
支度にバタバタ
クーラーは利いていますが
日頃着慣れぬ綸子衣装
厚塗り白粉　鼻の頭に脂
脂取り紙では追いつかぬ

なんて、戻ってきた蒸し暑い夜を過ごして
泡石けんの冷たい水で顔を洗って
フッと思た　　スッキリ顔あらえてかというと、短夜の淀みがまだ残っていた。
　夜（汚）れた白足袋の感じ。

曇天蒸しむし遊園地

あかるい曇天

蒸し　温い空気
こんな時にかぎって
その温い空気を無理矢理にかきまわす
低空飛行のヘリコプターの爆音
ついでにスズメバチまでスクランブル

銀蝿までタッチアンドゴー

みんな元気や　雨宝童子曇天遊園地

「熱帯夜絵本」アップル樹精の蛾

今日は！
　昨日から
　蒸し日曜日に無視できん虫退治
　昨日は林檎の木に、蛾？蝶がヒラヒラ もの凄く集まる事態に。
　梅雨前は赤黒スタンダール毛虫がビッシリ。けっこうガンバって排除したのですが、それが孵ったのかなとも。そうか卵の産みつけ。隣の金木犀にも。
　複葉、上は黒地に白輪ので、下は薄茶色。緑陰では黒羽みえず、アップルグリーの樹勢と濃緑木下闇に、仄白く下羽根がヒラヒラ幻想画。
林檎の木の精が蛾たちを呼び寄せている


　「熱帯夜絵本」のページが又ひらき始めた。