ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

日本経済新聞紙の見出し「世界株 時価総額最高に 8月末9400兆円」を拝読しました。

2020-09-03 12:00:05 | 日記
 2020年9月2日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面の見出し「世界株 時価総額最高に 8月末9400兆円」を拝読しました。

 この記事では「世界の株式時価総額が膨らんでいる」と伝えています。8月末時点で、89兆ドル強(日本円で9400兆円強)と、2019年12月以来の8カ月ぶりに過去最高を更新したそうです。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では見出し「世界株の時価総額最高に 8月末9400兆円、米中けん引」と伝えています。



 景気や企業実績に比べて、時価総額の回復が急で、市場が楽観過ぎるとの指摘も増えているそうです。各国の金融緩和や財政拡大を支えに、株式の時価総額は回復に向かったようです。

 株式に投資できる、世界の富裕層などの投資マネーが、特に米国市場に向かっています。

 こうした流れに対して、2020年9月1日に発行された日本経済新聞紙の夕刊一面の見出し「求人1.08倍 雇用悪化続く」と報じています。

 サブ見出しは「7月に6年3カ月ぶり水準」と伝えています。

 新型コロナウイルス感染拡大を受けて、日本での雇用情勢の厳しさが続いています。厚生労働省が9月1日に公表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は1.08となり、前月より0.03ポイント下がりました。

 失業率は2.9パーセントに上がっています。非正規労働者を中心に解雇や雇い止めが広がっていることが実態のようです。非正規労働者はかなり厳しい局面に追い込まれています。困った社会情勢です。

 この日本経済新聞紙の夕刊一面の見出しのすぐ下には見出し「全産業売上高17.7パーセント減」という記事が並んでいます。

 9月1日に財務省が公表した2020年4月から6月の3カ月間の法人企業統計では、日本の全産業(金融と保険業を除く)の売上高は前年同期比で17,7パーセント減の287兆6800億円と、大幅に落ち込んでいます。企業の事業実績は大幅に悪化しています。この中での、株高は不思議なことです。


長野県諏訪郡下諏訪町にまたがっている八島湿原では、ヤナギランの花は終焉を迎えています

2020-09-03 00:00:05 | 旅行
 長野県諏訪郡下諏訪町と諏訪市にまたがっている霧ヶ峰高原にある八島湿原では、ヤナギランの花が終焉を迎えています。

 約3週間前に、八島湿原を歩いた時には、ヤナギランの花が咲き始めたところでした。9月初めになり、八島湿原は秋めいています。

 八島湿原の西端の入り口から広大な八島湿原の南側山麓を東北方向に進みました。北側には車山(標高1925メートル)の山麓が見えています。



 午前8時に八島湿原の南側山麓を歩き始めました、薄曇りで、暑くない天気です。ここを歩く方も減り始めています。

平均標高が1623メートルの高層湿原の八島湿原の南側山麓では、ヤナギランの花があちこちで咲いています。種をつける時期になっています。







 今年は7月の長い梅雨で、ヤナギランの開花は遅れ、八島湿原の中にある群生地でのヤナギランの花つきはいまいちの盛夏でした。

 現在は、アキノキリンソウの花がよく咲いています。



 黄色い花としてアキノキリンソウに似ていますが、ハンゴンソウの花も咲いています。



 シラヤマギクも所々で咲いています。



 この花はヨメナのようです。秋に咲く山野草です。



 ノアザミにタテハチョウが来ています。ミドリヒョウモンでは、ないかと推定しています。



 今回、八島湿原の南側山麓を東北方向に進んで、ハチやアブ、チョウ、トンボが少ないと感じました。季節が初秋に進み、来ている昆虫が減っています。

 このため、その昆虫を狙う野鳥も減っています。

 八島湿原の南側山麓の土手部分では、ススキらしいものも増えています。



 また、八島湿原の内側の湿地部分も枯れた色合いになり始めています。



 長かった八島湿原の夏も終わりを迎えています。

 約3週間前に、この八島湿原を歩いた話は弊ブログの2020年8月12日編をご覧ください。