ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼では、かわいらしいバンに出会いました

2020-09-12 00:00:06 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼は、9月半ばになり、農閑期に入って蓄えていた水量を大幅に減らし、沼のあちこちに浅瀬ができています。

 この伊佐沼は農業用水として水を蓄え、春からは周囲の田んぼなどに広範囲に水を供給する役割の池になっていました。

 南北に細長い伊佐沼の北側部分のハス田にかかっている遊歩道から、南西側を眺めた風景です。9月半ばになり、伊佐沼の周囲の田んぼは稲刈りがどんどん進んでいます。このため、蓄えていた水量を大幅に減らしています。



 浅瀬にはカルガモなどがいます。



 北側にある蓮遊歩道から伊佐沼の南西方向を眺めていると、カルガモの10数羽の群れが北側から次々とやって来て、伊佐沼の真ん中辺りに、着水します。





 南北に細長い伊佐沼の北側には稲穂が実った田があり、稲刈りが進んでいます。稲刈りが進むと、刈り取られた部分にバッタやミミズなどが出て来るようで、カルガモやコサギなどが稲刈り後の田んぼに来ています。

 この稲刈りが進んだ田んぼでエサを食べたカルガモの群れが、伊佐沼の真ん中辺りに帰ってきます。









 秋の白い雲間に、カルガモの飛行隊のシルエットがなかなか綺麗な感じです。

 南北に細長い伊佐沼の南側部分には広大な水面が広がっています。

 その南側部分には“浮島”があり、白い羽根のコサギの群れが休んでいます。





 南側部分の広大な水面を眺めていたら、バンが出てきました。



 バンはツル目クイナ科に分類される水鳥です。身体の大きさは35センチメートル程度です。





 赤色の鼻部分に黄色いクチバシを持っています。





 この伊佐沼にいるバンも子育てが終わった時期です。