ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県北本市にある北本自然観察公園の池には、冬鳥のコガモがもう飛来しています

2020-09-19 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県北本市にある北本自然観察公園の中にある八尾の池には、冬鳥のコガモの群れがもう飛来しています。

 北本自然観察公園は、埼玉県の平野部の里山風景・環境を保存している自然公園です。そして野鳥観察の名所です。

 北本自然観察公園の東端にある正面入り口から埼玉県自然学習センターに向かい、その埼玉県自然学習センターの裏手(西側)にはヨシ原や高尾の池などが広がっています。

 高尾の池を囲むヨシはもう枯野です。その高尾の池には、もう冬鳥のコガモの群れが来ています。

 コガモの群れは10羽ほどです。大きさは38センチメートル程度とやや小型です。

 コガモたちはあまり活発には動いていません。比較的ゆったりと過ごしています。







 コガモのオスです。まだ、夏の羽根模様です。これから美しい冬の羽根模様に変身します。





 この高尾の池には、9月半ばには毎年、コガモの群れが来ています。比較的、ゆったりとしています。



 その内に一度、コガモの群れは高尾の池いなくなり、また高尾の池にコガモの群れが現れます。

 この不思議な動きは、早く来たコガモの群れは、ここで少し休んでさらに別の場所に向かうのかもしれません。

 あるいは、この周囲でさらにいい過ごし場所を探して、また戻るのかもしれません。

 川越市郊外の伊佐沼にも、コガモの先発隊が飛来しています。

 高尾の池を囲む湿地では、ミゾソバの小さな花がたくさん咲いています。







ミゾソバは、タデ科タデ属の山野草です。1年草です。

 高尾の池を囲む雑木林沿いでは、ハギの花が咲き始めています。



 ハギの花が咲き始めるなど、季節は秋めいてきました。

 なお、日本に冬鳥として飛来する多くのカモたち(マガモなど)は、10月半ばごろに多くが飛来します。