すごいコントラスト、雪の地面に真っ青なそら、今回雲の近くに矢印を
付けたかったんですが、出来ない。だんだん上に上がっていって一番暗いところに
決めるしかなかった。でも、その効果は絶大。お試しあれ。
以前より予告していたラノベ風(まあ、ただ「風」なだけですけど)の小説
いよいよ公開(航海)始めます。魔法学校の生徒が帆船で世界一周する話。
どこにでもありそう。こんな「ホッ」とするだけのブログだけど
どこでもいつでも「ホッ」と出来るだけの弱い魔法にどんな価値があるのか
そんなお話のつもりです。
若い頃本当に帆船に乗ったので、まあまあ、本当の話も多いですよ。
「Quar!(キュア)」
プロローグ
船は右から強い風を受けて三十度近く傾いたまま、その角度を中心に左右に揺れる。
きっとこの悪天候は風の神が怒って暴れているのだ。
「僕達五人は交代まで二時間もこうしているのか ・・・ もういい加減いやになってきた」
黄色の雨ガッパを着たままうずくまるその顔の表面には、海水のしぶきがざらざらと結晶になっている。
横殴りにたたきつける特大の雨粒を避けるためにはここが最適なのは間違いない。
僕らはこの船のデッキの上に建っている小さな小屋の風下に膝を抱えてずっとうずくまっているのだ。
「船長はどうしてわざわざ嵐の海域まで船を進めるのかなあ!」
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