黄砂に霞む・・・されど・・・

　今日は午後主人が調査に出かけると言うので、一緒に光まで足を伸ばしてみた。　もう十数年前にもなるだろうか、友人が「とても綺麗だったよ。　一度行ってみるといいねえ。」と進めてくれた冠山梅園へ行ってきた。　物凄く良かったと言われ、その内一度は行ってみたいものだと思っていたが、こんなに急に思いが叶うとは思っても見なかった。　黄砂が広がる中「本来なら遠くまで見渡せるのだろうにねえ」と二人でテクテク。　ウイークデーのためか人出はさほどではなかったがやはり多いのは多い。　土日にはイベントもあり物凄い人で賑わうのだとか。　さまざまな種類の梅が咲いており、「あれ、これも梅の一種なのねえ。」と言うものも。　１００種類、およそ２０００本の梅の木が植えてあるのだとか。　赤や白、薄紅の花が咲き誇りこれだけの梅を見ることもそうそうない。　菅原道真公ゆかりの冠天満宮に隣接するらしく、北野天満宮を思い出した。　北野天満宮では梅が園内に所狭しと干してあったのを思い出し、ここも干すのかなあ・・・などと梅を漬けることを考えていた。


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ちょうど紫外線除けの手袋のように

　マスクも眼鏡も帽子も手放せなくなった。　花粉云々ではなくもちろんＰＭ２・５だ。　でも夏場が一番酷くなるとか聞いてもうビックリに拍車がかかる。　今こんな具合でもっと酷いなんて一体どうなるんだろう・・・。　布団、枕も干したいし、毛布だってしっかり洗濯して紫外線に当てたい。　風も通して家の中を乾燥させたいがこの先もっと酷くなると言う。　みんなコインランドリーへ持参しなくてはならなくなる。　困ったものだ。

　車のフロントガラスにも毎日しっかり毒入り黄砂が溜まっている。　これを鼻から吸い込んでいると思うだけで気分が悪くなりそうだ。

　もう随分前２０年近くにもなろうか、お伊勢参りに家族で出かけて、紫外線に弱い私は格好よりも紫外線にあたってしまったあとの苦しみを考えて（痒くて堪らなくなり夜も寝られなくなる）、長い黒い手袋を真夏なのにやっていたのだが、娘達からは「ファッション性には乏しい」ようなことを言われていた。　しかし数年したらするのが当たり前。「しないと日焼けして紫外線がしみを作るよ。」などと言う世の中になった。

　それを思い出し、今私はマスクを二重にやり、（近視だから致し方ないが）運転をするため眼鏡をかけ、帽子もかぶっている。「物凄い格好ねえ！！」と言われても、なるべく吸い込みたくないし、目も何だか痒いようで気分が悪く、髪の毛にも沢山飛散していそうで・・・。　洋服はもちろん玄関先でしっかり振るっているのだが・・・。　今日は一昨日の中国の黄砂が（物凄い映像を映していたが）飛んでくるとか。　確かに空は朝から霞んでいる。

　その内防塵マスクとゴーグル、帽子がセットになったような品物がお目見えし、普通にいたるところで着用されるようになるのかしら？　何だか未来の想像図のようで嫌な気もするが、そう遠くはない気もする。


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