どうにか・・・こうにか・・・

　毎日庭に出て洗濯物を干したり、水やりをしたり、料理に使うために何とか虫に負けないでがんばって咲いているバジルやローズマリーをとってみたり・・・そんなわが家の庭から、まだ先日の火事を思い出してしまう。　ほんの少しの風で灰が飛んでくるし、独特の匂いもする。　料理のガスの火が怖いと思ったり、６日、９日のサイレンが怖いと思ったり・・・、でも少しずつ日常の生活に感覚が戻ってきている。　

　それだけショックが大きかったんだなと思いつつ、火元になってしまったお宅の人々のショックは想像を絶するものがある。

　延焼、類焼もなかったのがまだ幸いだった。

　ようやく気持ちが平常に戻ってきており、昨日は友人たちとエコクラフトのカゴ作り教室に参加してきた。　これで３回目だ。　何とはなしに「こうだったかな、ああだったかな」と思い出しながら、初めての時よりもうんと要領よくできたように思う。　それでも先生にあれやこれやと聞いてはの作業。　友人たちとのお喋りも盛り上がり、とても楽しいひと時を過ごせた。

　日々の「普通」であることの幸せを痛感。　「まさか・・・」と言うことが本当に身の回りにも起こりうるのだと今回思った。　他所事ではないのだということだ。　

　火事にしても、泥棒にしても、通り魔的犯罪に巻き込まれたりすることも・・・。　「まさか」というそのまさか・・・なのだなあと。　以前は思いもしなかったことが隣り合わせなのかな・・・と。


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