大丈夫？？？

　「台風があまり影響なさそうでよかったねえ」と言う私の声に、「そうだねえ」と言いつつ、新聞を読んでいる主人が「何か言ってるよ」と言う。

　「えっ？？？」ですぐに窓を開けて聞いてみた。　市役所がゆっくり歩いても5分くらいのところ、建物も見えるところにあるのだが。　「台風の接近にともない、避難所を・・・」と言う放送が流れていた。

　でも窓を閉め切っているとほとんど聞こえない。　あまり聴力の良くない私にはこの放送は役には立たないようだ。　年を取るということはこういうことなのかなあ・・・と思いつつ、もしも一人でここにいて、何かの災害にあっても窓を閉め切っていれば全く外界のことが分からない・・・。

　あまりにも気密性の良い状態と言うのも、大丈夫ではないこともあるんだぁ。

　どこにも被害がありませんように・・・。


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岩国市、周南市、下松市、光市、防府市、山口市、柳井市、その他周辺地域の不動産に関してはご相談ください。⇒山口県岩国市岡村不動産鑑定事務所
　

ゆっくり ゆっくり・・・

　まだまだ本当の意味では落ち着いたとは言い切れないと思うが、少しずつ少しずつ私たちなりの生活のペースになりつつある。

　昨日は早めに夕食準備を済ませて、依然の事務所があった場所からよく行っていたコースを、新しい家から歩くことにした。

　ちょうど遠くから通っている小学生の子供たちと一緒になった。　「わあこんな遠くから、大変だよねえ。　毎日無事に通って、大きくな～れ」と思いながら通過。

　長山公園のそばを通過し、バイパスの橋を渡って、川沿いに出て、川下小学校の裏手をずっと歩いた。　この先の楠木郡が見られるあたりまで行くにはちと遠すぎ。　帰宅が遅くなりすぎて暗くなるため一人ではちょっと無理。　などと考えて断念。　元事務所前を通過して、ご近所の方にお会いしてご挨拶。

　そこからが結構遠い気がする。

　小一時間歩いて帰宅。

　やはり体を動かすのは良いものだ。　自宅で朝から晩までここの所ごそごそしているが、妙に疲れるが決して爽快な疲れではない。

　８月の頭に腰痛になって、小一か月。　その後はあれやこれやで暑さも手伝い、運動らしいものにはならなかった。　せいぜいが買い物に行ったり、郵便物を出しに行ったり・・・。　とにかく歩いて用を済ませてはいるが、　気力も体力もなく、「よっし‼‼　歩こう‼‼‼‼　」と思えなかったのだ。

　そんなことを思ってみても、少しずつペースをつかみかけているかな？と思える。　さあ今日もいい一日でありますように・・・。


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呆然としながらも・・・

　まだまだ事務所関連の段ボールが部屋の隅っこにはある。　それでも自宅も完全に引っ越した。「まだあれを持ってこなきゃあ・・・とか、あれを処分しなきゃあ」と言うのがあって、すっきりしなかったが、依然の自宅へ行く口実になっていたのだと気づいた。

　大変だったけれど、そうしながら少しずつ慣れさせてもらっていたようにも思う。　本当に行く口実がなくなり、さびしくもあり、少しずつ「本当に転居したんだなあ」と実感し始めている。

　長女とよく言っていた「嘘みたいよね。　どこかを借りて住んでいるみたいだねぇ。　１か月間の仮の住屋のような・・・」そんな感覚で、どこか旅先か何かで、少し長めの期間を過ごしているような。　だから買い物に行くにしても、お泊り先のショッピングのようにも思える。
　今の住まいに移って２か月くらいは、買い物も以前のお馴染のところまでわざわざ行っていた。　少々遠くても車で行けばいいくらいに思っていた。


　それがようやく「ああ、やはりここが自宅になったんだぁ・・・」と思うようになってきた。

　ずいぶん遠い場所なら、これほどまでに行ったり来たりはできなった。　

　以前聞いたことがある。「年を取ってからの転居は肉体的にも精神的にも大変なことだと」。　慣れ親しんだ場所を離れ、新天地での生活は、若いうちはよい。　でも適応力もだんだんなくなる。

　用事で、以前の住まいのあったあたりへ行き久しぶりに買い物へ回った。　その感覚が、違ってきたことにふと気づき、「ああ他所の地になったなあ・・・」と。

　半年かかった。　この感覚になるのにやはり時間がかかるようになってきたんだなあと痛感。

　今は車にほとんど乗らなくなり、ほぼ徒歩で用事をこなしている。　足腰鍛えられる生活だ。


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