豊田市上中町の「しだれ桃の里」へ行きました。
写真右下から進みます。およそ1kmの散歩です。ここは車の侵入は禁止です。
中日新聞4月7日付の夕刊に桃源郷として紹介されていました。
上中町は山あいに21件が点在する里。桃色、深紅、白色の花が咲き乱れる。
40年前に、地元の人が30本植えたのが始まりで、10年ほど前から本格的に植栽が始まる。
現在2500本が植えられ、2000本が花を咲かせるという。
新聞の写真は、本当にきれいです。
でも、行ってみて結構がっかり!と言うところがありますが、
本当にきれいでした!!
今年の天候異変で、例年より1週間程遅れていて、
今が満開!!
白い花が多いです。八重の白。とても清潔感のある色です。
どの家にも桃の他に、さまざまな花がその美しさを競っていました。
桃の花の中に民家がある…そのようなところです。
まだまだ、若木もいっぱいあります。今年よりも来年、来年よりも再来年~まだまだこれから花の成長が楽しみな町です。
花より団子の私にとって、
臨時駐車場も野菜などの販売だけで食べ物がない!
桃の里を800m位登っていくと、直売場があります。
五平もち、ヨモギ餅、五目御飯、カステラ、マドレーヌとブルーベリージャム、梅ジュースなど(だけ)
それぞれ自家製とのことでした。
私は、五平もち2本を食べました。大きくて美味しかったですよ。
「焼いている処、写真撮らせてもらってもいいですか?」と私。
「あんた、どこの新聞社?」と聞かれました。
取材も多いそうです。
五平もちは充分あるみたいですが、物によっては朝早く行かないと売り切れとのことです。
特に地元産の野菜は早い者勝ちみたいですね。
喫茶店のおばさんが、
「先週はまだつぼみで、せっかく来てくれた花見の人には気の毒でした」と。
「今日は、ほんと満開。来年のこの日が良いかどうか…本当に天候に左右されるわねぇ」
「これは花桃ですか?」と私。
「そう、これらは実がならんけど、あそこに有る木は実が成るんよ。でも美味しくないよ」
喫茶店をお手伝いしているこの方は、喫茶店のある場所よりも高台に家があります。
「あの他とちょっと花の塊が違うのがすもも。
私が朝起きていつも、すももとその隣に植わっている深紅のまっすぐ伸びた木を眺めるの。
スモモは古い木だけど、あんなにきれいに咲いている」おばさんは、感慨深げに話してくださいました。
途中すれ違う人が、「わぁー、いい香り」
私は残念なことに、今アレルギーで鼻がバカになっているんです。
でも、その言葉を聞いた瞬間、甘~い甘~い香を感じました。
ウグイスもあちこちで鳴いています。
あまり良い音色なので、
「どこかにスピーカーが付いているの?」
と言って、上を眺める人もいました。
アクセス
名古屋方面からは、グリーン道路で中山インターを降り、419号線を北進、上仁木白山の信号を右折、県道19号・土岐足助線で小渡方面へ進みます。途中「しだれ桃」の看板があります。現地では麓に臨時駐車場(500円)があります。
また、土日だけシャトルバスも20分間隔(往復200円)で動いています。
今日は土曜日でしたが、30台位おける臨時駐車場はほぼ満杯でした。
が、道中渋滞することもなくスムーズに進みました。
でも、仮設トイレ!水を流すことができません。
外に水の入ったバケツが置いてあり…これで流して、手を洗うの?(蛇口もありません)
でも、被災地の事を思えば……
ここの景色、昨年娘と行った吉野の1000本桜を思いました。
もちろん桃と桜、木の規模が違いますが、吉野との違いは、花の中に民家があること。
花の真っ盛りに現地を訪れるのは難しいです。今回はラッキーでした。