雑記帳

日々の雑記帳です。

足湯でぽかぽか

2010年11月30日 | 旅行

倶梨伽羅トンネルを超えた頃は、もう昼。
富山県に入り、しばらくいくと大きな道の駅「メルヘン小矢部」が目に入ります。
「ちょっと寄って行こうか」駐車場に入って行って、一番初めに目についた建物…足湯です。 


「足湯だ。足湯だ。」と早速ピンク色の暖簾をくぐります。



そこは、畳2枚ほどの広さでバラの花々が浮かんでいます。

先客の若い男女にちょっと会釈をして。

お湯に足を浸すと、結構高温。気持ちいい!!


しばらくすると、男性が一人、そして女性、また女性…が入ってきました。

 何とはなしに、目が合いました。

「気持ちいいですね。」

「近くに住んでいるので、一日に2回来る時もあります」

「近くにあってうらやましいですね」

「ここで食事をしたいのですが、何を食べたらよいですか?」

「ここはなにも名物というものがないのです」と女性。

「皆さんが普段食べられているようなものを食べさせてくれるお店はないですか?」と私。

そんな会話をしているうちに、若い男性、女性、おじさんも加わって、「あそこのそばがいい」「魚は氷見が一番おいしい。スーパーでいろいろ並んでいても氷見産しか買わない」

「氷見の漁港のそばにあるお店は、安いけど魚がうまいよ」「高速で30分も行けば~」


地元の方々とそんな話で盛り上がり、時間の経つのも忘れた楽しいひと時でした。

 

お腹もすいてきました。まだまだ次の予定もあります。後ろ髪引かれる思いでその足湯の場を辞しました。

 

お昼は、道の駅で氷見うどんを使った煮込みうどんを食べました。こしがあって美味しかった!!

 

その後、高岡大仏へ行きました。天候も、ポツリポツリの雨模様が、大仏様のところでは傘がいるほど降っていました。

 

 

帰路、道路沿いにあるスーパーに寄りました。氷見産の魚…を探すと、イカがあります。ちょっと黒っぽいイカです。名前は何と言ったか?
丁度ご婦人が「イカのワタを出してください」という声が聞こえたので、私も早々便乗。皮までむいていただきました。
1ぱい198円。イカ刺しで食べましたが、とてもコリコリしていて、満足満足です。

 

金沢で兼六園や観光地を巡ってきましたが、今回の旅で一番印象に残っているのは、半時間ほどの短い間でしたが、同じ湯の中に足を浸して、初めてお会いした人々と、とりとめなく語り合ったあのひと時でした。


旅の醍醐味は、その土地の人たちとの触れ合いや、その地の食材を味わうことです。その地の生活にたとえ一瞬だけでも触れられること…。とても素敵です。


倶梨伽羅不動尊

2010年11月29日 | 旅行

金沢2日目、日本海の大海原を見た後、娘は日本三不動の一尊として一千三百年の歴史を誇る、倶利迦羅不動尊の西之坊鳳凰殿へ案内してくれました。

ここは近くにある倶梨伽羅不動尊山頂堂の西之坊として、平成101010日に復興されたもので、平安時代の建築様式をもとにした左右75mの壮大な木造建築となっています。


地元の人からは「倶梨伽羅さん、倶梨伽羅さん」と呼ばれて親しまれています。

参拝客は疎らでしたが、周りの木々も彩りよく色づき、秋を十分堪能させてくれます。「胎内めぐり」もできると書かれていました。


夏には、万灯会が催されますhttp://blog.goo.ne.jp/green-freeplus/m/201008


境内には
キャンドルが並べられてキラキラと輝き、境内を流れる川では灯篭流しも行われます。万灯会当日は、麓に車を止めて境内までは徒歩で行きます。多くの人出で賑わっているそうです。


本堂は八重桜が有名です。また、春や夏に訪れたい場所です。


倶梨伽羅さんを後にして、車は石川県から富山県へと進みます。
県境には3つのトンネルがあり、倶梨伽羅トンネルを抜けると、そこは富山です。
この倶梨伽羅トンネルの近くでは、1183年、源氏と平氏による戦いがあり、「倶利伽羅峠の戦い」と呼ばれています。


辻口博啓パテシェのスイーツを食べました。

2010年11月28日 | 料理

昼間に石川県立美術館の中にある、辻口博啓(ひろのぶ)氏のお店でケーキを食べようと思いました。

辻口氏の経歴は
1967年石川県で和菓子屋の長男に生まれる。
18才の頃より都内のフランス菓子店及びフランスのラングドック地方、セット市のMOFであるパティスリーベルタンで修行を重ねる。5度の世界大会に日本代表として出場し、優勝経験を持つ。
モンサンクレールをはじめ、コンセプトの異なる10ブランドを次々と展開している。各店舗の製造・運営の傍ら、各企業とのコラボレーションやプロデュース、講演やテレビ出演、著書出版など幅広く活躍中。

しかし、私たちと同じ思いの先客が多く、スイーツ体験はやむなく断念。

でも、かのスイーツは意外にも早く私たちの口に入りました。

その夜の兼六園ライトアップ会場に「おもてなしカフェ」として出店していました。

「ブルーベリータルト」のみの販売でした。コーヒー付きで300円。タルトのみなら200円。
「おもてなし」と言うだけあって、とてもお値打ちですね。

暗がりでしたが、品の良い作りになっていた気がします。
「この大きさで充分だね」というのが二人の意見でした。

名古屋にもお店があります。
  FORTISSIMO H フォルテシモアッシュ
  名古屋市千種区高見2-1-16名古屋セントラルガーデン
  TEL:052-761-7278
  定休日:火曜
  利用時駐車場2時間まで無料
  イートイン可


白尾海岸

2010年11月27日 | 旅行

1122日、金沢2日目です。

朝食後、海を見に行きました。


1
昨年、娘の引っ越しの時、仮事務所の近くに海がありました。娘もここに住んで2年が経ち、この辺りの地図が頭に入ってきました。仮事務所があった方まで行かなくても、もっともっと近場で日本海が見られました。


ここ白尾海岸の一角に小さな建物があり、「シャワー室」などと書かれた看板が目に入ります。夏場は大勢の海水浴客でにぎわうのでしょう。でも今は、その面影はありません。

押しては返す波、2年前の引っ越しの時、心細い思いで眺めた波と変わりはありません。あの時は、昼過ぎ。今回は午前。でも海はあの時より、穏やかで凪いでいました。



波打ち際に近寄ると、砂浜にはタイヤの跡が。近くに車が止まっていました。


そういえば、引っ越ししてから1月後の11月、娘のところへ遊びに来ました。その時、定期観光バスで輪島へ行った帰り、バスは千里浜海岸の砂浜を走りました。千里浜海岸なぎさドライブウエイといい、この白尾海岸の延長線上にあります。

波打ち際をバスで走る…前日の悪天候と打って変わって、当日、とても良い天候に恵まれてこそ実現できたことでした。

砂浜を自動車が走れるなんて!砂質が固いんでしょうね。


「海の匂いがしないね」と言いながら、踵を返すと、海特有の生臭い匂いがかすかに漂ってきました。


兼六園ライトアップ

2010年11月27日 | 旅行

11月20日から23日、夕方5時半から9時まで、兼六園は無料開放されて雪吊がライトアップされます。

私も金沢へ行ったのが21日。偶然ライトアップを見ることができました。
一昨年の11月、初めて兼六園を訪れた時は、みぞれ交じりの雨と風が吹き、園内案内図を持つ手が凍えていました。

今回は夜。いか程の寒さになるのか、内心冷や冷や物でした。
そのような心配も徒労と終わりました。少しひんやりしてきましたが、風もなく穏やかな夜です。

あたりはすっかり暗くなり、5時半の開門を待つ人々が、茶店で、店先の縁台で、腹ごしらえをしています。

眼前の金沢城も木々の間から、淡く光を放ち幻想的に佇んでいます。

開門の時間が近づくにつれ、入口近くは人波で埋まります。
そこには鮮やかな色彩の和傘が7本、ライトアップされて、とてもあでやかです。

その美しさは、大勢の人に園内での期待を膨らませます。

人波がゆっくり動き始めました。淡い灯りが誘導してくれます。

池には雪吊が移り、それを助長するのが空に光る月。
至る所でどよめき、感嘆の声が聞こえてきました。

  

同じ感動を共有する人々の波は、閉門まで途絶えることがありませんでした。



幻想的な風景の余韻に浸りつつ、帰宅した私たちに待ち受けていた事。

カニ騒動が起こるとは…。