秋海棠が桃色の花を咲かせ水引草に赤いポッチが見え始めると秋の訪れを知らぬ間に感じていたのは少年の頃からの思いでした。
ネット上で九条武子夫人の水引草のお歌を知りました。それは夫人の遺稿歌集『白孔雀』に収録されているそうなのですが、その歌集は持っていませんのでネットから引用させていただきます。
あるがなきか茂みのなかに
かくれつつ水引草は紅の花もつ
とあります。秋風に揺れる細い針金のような茎に小さな紅のドットがつながる印象が巧みに歌われています。小薮の茂みのそそとした情景。
兎も角、私にとって水引草の花は少年の日のノスタルジアを感じさせるのです。
ネット上で九条武子夫人の水引草のお歌を知りました。それは夫人の遺稿歌集『白孔雀』に収録されているそうなのですが、その歌集は持っていませんのでネットから引用させていただきます。
あるがなきか茂みのなかに
かくれつつ水引草は紅の花もつ
とあります。秋風に揺れる細い針金のような茎に小さな紅のドットがつながる印象が巧みに歌われています。小薮の茂みのそそとした情景。
兎も角、私にとって水引草の花は少年の日のノスタルジアを感じさせるのです。