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5日の夕に研修旅行参加住職全員で会食の時間をもちました。会場は京都東山八坂神社の裏近くの亭で和食をいただきました。
そのお部屋の床柱に掛け花入れに、白侘助の蕾と紅葉した柳葉様の一枝が入れてありましたが、その一枝は何なのか不明なので、
仲居さんに問うと「・・・とりとまらずの木です」と教えてくれたのですが、一同ビックリ、皆初めて聞く名前なので「???」
「そんな木があるのですか!」、「棘があるからなのです」とのこと、いろんな名前の植物があるものです。
自坊に帰って早速「牧野植物図鑑」で調べて見ると確かに「鳥とまらず」の項目がありましたが、①には「へびのぼらず」、②
に「鳥とまらず」とありました。ちなみに③に「こがねえんじゅ」とも呼ばれていることが知られました。「めぎ科」に属する木
で「なんてん」や「ひいらぎなんてん」などが属していて棘がある木が多いようです。名前はともかくとして紅葉した葉はあざや
かでやさしさがあります。
和食が世界文化遺産に指定されたことを料亭の皆さん大変喜んで居られました。お料理も大変素晴らしいものでした。