万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

曙(あけぼの)椿

2009年11月21日 | Weblog
曙椿が咲き始めました。蕾を一枝手折って一輪挿しに入れました。寒くなった今の季節にドッシリとしたピンク色の大柄な蕾は暖かさを貰うに充分です。
 「茶花」の写真集によれば、大徳寺の聚光院の「曙椿」が有名だとのこと、原木は岡山の小林寺にあるのだそうです。不審庵(表千家)の初釜には岡山小林寺の「曙椿」が今でも使われていると云うことです。
 今日は真冬の様な寒気がしています。近年、珍しいことです。
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山茱萸(さんしゅゆ)の実

2009年11月20日 | Weblog
さんしゅゆの赤い実が秋の日に照っています。春3月初めに黄色い花を一杯付けますが、その実は僅かしかありません。真っ赤に熟して照っています。この赤い実から「秋珊瑚」とも呼ばれます。3月には黄色い花を付けることから「春黄金花」(はるこがねばな)とも呼ばれるとあります。古来人々から好まれ親しまれて来た樹木であったと云えます。
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蓋置(ふたおき)

2009年11月19日 | Weblog
画像の7種ある陶器は茶道で使用します茶釜の蓋を置いておく道具です。色々な蓋置がありますが、代表的なものに7種ありまして「7種の蓋置」と称されています。その7種とは「火舍(ほや)、一閑人、三人形、蟹、さざえ、五徳、三ツ葉」を云います。
 画像の「七種の蓋置」は平成13年に逝去された東京八王子に住んで居られた小笠原剛(おがさわらごう)さんの作になるものです。サントリーに勤務されていた方ですが、趣味で陶芸をしておられてそれはそれは精緻極まりない作品を作っておられました。これらの蓋置は剛さん逝去後に奥さんが形見にと郷里の拙寺へ納められたものなのです。実に端正な造りで焼成されています。今冬はこの蓋置を使ってみようと思います。鉄瓶の蓋を置くのに・・・・。
 急に寒くなり火が恋しくなって火鉢の準備をせねばなどと考えていましたら剛さんの蓋置のことを思い出したので撮影しました。
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茶の花と仙料(せんりょう)

2009年11月16日 | Weblog
朝の冷え込みにつれて庭の仙料が鮮やかに赤く色づいています。その中に咲き残った茶の花が一輪可愛いく咲いていました。晩秋の日は釣瓶落としの様に暮れるのが早いと云いますが日照時間の少ない中で渋い光彩を極めておとなしく放っています。心の奥の琴線が静に響きます。
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今治歴史探訪の会

2009年11月11日 | Weblog
11/10(火)pm2、歴史探訪の会の方々が来山になられました。この会の名前は実のところよく聞かず仕舞いにになりましたが、要するに今治を中心に歴史や文物、自然などに興味を持つ人たちの集まりでお仕事は退職された方ばかりとお見受けいたしました。ご婦人も数人、総員29名。
 数日前に大三島の浦戸出身で今治在住の菅正憲さんから電話があり大三島の瀬戸の寺々を訪ね、南回りで宗方、浦戸を経て万福寺へ参りたいから宜しくとのことでした。彼は俳句や郷土史に頗る博学で法事の席などでよくお話をすることがあります。
 山岡鐵舟筆の山号額の本紙と軸を出して庫裏に掛けておきました。当山に蔵している鐵舟居士揮毫の額や軸は居士の死去する20数日前に揮毫されたものであり、大作としては絶筆ではないかと思っています。
 矢張り皆さん、この鐵舟居士の書には感動されたようでした。
 写真は所感を語る菅正憲さん。
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メリシャカ LIVE

2009年11月10日 | Weblog
12/26日に本願寺聞法会館多目的ホールでの「メリシャカLIVE2009」は申込が殺到して満席になっているとのことです。11/26日に席を増席して受け付けるとのことです。
 ミュジシャンと法話者がジョイントすると云う催しはある意味で画期的なことと思えます。
 平安時代に宮廷の大学寮の学生有志と比叡山の若手僧侶が会合を共にして聞法し仏教讃歌を作歌するという「勧学会」が催され、この活動が浄土教の興隆へとつながって行くと云う要因ともなったのですが、聞法会館でのLIVEが何か新しい活動を生む切っ掛けとなってくれればいいがなどと思っています。
 画像は8/30日に当院で催したLIVEで横笛を吹くAKI-RAサンライズさん。聞法会館でのLIVEにも出演されるそうです。
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沙羅も黄葉し始めました

2009年11月09日 | Weblog
沙羅の黄葉も進んでいます。朝は露で雨が降ったようにビッショリ濡れていますから、紅葉も足早に進むことでしょう。野も山も庭も深まった秋色を呈し始めています。
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錦木の紅葉

2009年11月09日 | Weblog
錦木がいち早く紅葉しています。真っ赤に紅葉して鮮やかです。よく見ると小さな赤い実がついているのが見えます。紅葉した葉っぱと同じ色なので目にはつき難いのですが、可愛い赤い実です。
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襖絵奉納法要新聞記事

2009年11月07日 | Weblog
11/7(土)昨日(6日)の愛媛新聞紙面に10/31(土)に行った万福寺本堂襖絵奉納法要のことが紹介されました。見出しは「ふすま絵桜華やか 東京芸大・中島教授が制作」となっていました。襖絵の前で中島画伯が住職に絵の説明をしている写真がわりかし大きいカラー写真で掲載されています。
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華鬘の垂(しず)

2009年11月06日 | Weblog
何年か前にご本尊の戸帳(カーテン様金襴地)を新調した時に華鬘も糸華鬘から金華鬘(かなけまん)に替えました。京都の業者の方に私の要望として『阿弥陀経』に出てくる七宝の玉を瓔珞に変えて垂(しず)を作ることを頼みました。
 出来上がったものを尊像の前に下げて見ますといい感じなので気に入っています。
 七宝とは金、銀、琉璃、玻璃、シャコ、赤珠、碼碯の玉を5本にしつらえてそれぞれの先に水晶の水滴様の玉を付けたものを「垂(しず)」としたのです。
 会津八一さんのお歌に「瓔珞のしずはみ仏の御なみだかも」と云うようなお歌があったように思うのですが記憶が定かでありません。
 外陣の正面で晨朝のお参りをしながら、「御なみだかも」と味あうことがしばしばあって有難いです。
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