蟹工船といえば、小林多喜二の代表作。
プロレタリア文学で、小林多喜二は反社会ということで投獄され、獄中死した。
というのが、学生の時の知識です。
本は好きで読みましたが、太宰や安吾で、小林多喜二は何も読んでないな。
今朝のニュースで、蟹工船が今20代から30代の人々に読まれて、凄く売れていると
いうことをやっていました。
ワーキングプアー。
働いても夢も持てず過酷な労働を強いられる。。。というのが
今のその世代の人々の共感を呼ぶんだそうです。
小林多喜二の時代からどれだけ経って、高度成長を迎えたはずの今の時代で
こういった文学が共感を呼ぶとはね。
格差社会の幅が広がって、勝ち組だけがいい思いをするという社会はいったい誰のせいなのか。