+.。*ちっちゃなヨロコビ*。.+

日々のちっちゃなヨロコビを見つけたい

世界ふれあい街歩き

2009-05-22 23:26:33 | ヨロコビ

今日の世界ふれあい街歩きはカナダだね

毎週、いろんな国を紹介してくれるこの旅番組が大好き
タレントが出てきてうるさい位にはしゃいで、豪華なホテルに泊まって、グルメを紹介して、というありきたりの旅番組とは違って、自分が異国の見知らぬ街をワクワクしながら散歩して地元の人たちと交流しているような気分にさせてくれるから。

今日紹介されていたルーネンバーグは、自分が住んでいた太平洋岸とはまるっきり反対側の大西洋岸だけど、カラフルで素敵な出窓の付いたお家の並ぶ街並や、個人で船を持っている人が多いところなんか雰囲気がよく似ていた。
とても人懐っこくて見知らぬ人にもニコニコと話しかけてきてくれる気さくな人々とか見てたら、楽しかったあの頃が蘇ってきて懐かしくなった。

 

初めて住んだ異国の街。
言葉もほとんどわからないまま一人で飛び込んだ異文化。
たまたまニュージーランド、オーストラリア、カナダのチョイスがあった中、「一番訛りの少ない英語を覚えられるところ」っていうだけで、
何の思い入れも無く決めたカナダ行きだった。

だけど生活を始めて、スーパーに並んでたり、バスを待ってる間にも、友達同士みたいに話しかけてきてくれるあの人懐っこい人々のお陰ですぐに馴染むことができた
「人間って、こうだよねー!こうでなくっちゃねー!!と思った。

街並も綺麗でお花とか咲き乱れていて、みんなの暮らしぶりもノンビリ、ノビノビしていて、家族を大切にして・・・・。
知れば知るほどカナダが大好きになっていった。


学校もそんなもんで、言葉もほとんど喋れないのにクラブとか平気で入れてくれたので、テニスクラブに入部して楽しんだ。
日本でキャンパスライフを楽しんだことが無かったので、だだっぴろいキャンパスにまず感動
授業の合間に広い芝生に寝転がって昼寝したり、カフェテリアでご飯食べたり、巨大な図書館で宿題をやったり、掲示板でルームメイト募集の貼紙を見つけて応募して現地の複数の学生と一緒に住んだり、そんなことでもワクワクして毎日がものすごい充実していた。


そうこうしているうちに彼ができた
少しでも英語が上手くなりたいと願う自分にはうってつけの現地人の彼。
しかも、当時大好きだったマイケル・J・フォックスによく似たハンサム君だったからそれはそれは嬉しかった

最初のデートには、真っ赤なオープンカーで家まで迎えに来てくれて、湖までドライブに連れて行ってくれた。


わざわざスモークサーモンのサンドイッチを作ってきてくれたので、湖畔に座って一緒に食べた。
すごくユーモアがあって、話していると楽しすぎて時を忘れてしまうような人だった。


「夕ご飯はうちで食べていきなよ」と誘われて、その日のうちにご自宅にお邪魔してご家族に紹介された。
丘のてっぺんに建つ、広いお庭があって部屋からは海を見渡せる素敵な白いおうちだった。
ご両親も小さかったご兄弟もみんな優しくて、こんな異国の見知らぬ女の子をとても温かく受け入れてくれた

その後も交際を続けて、ほどなく彼と結婚した
彼が学校で初めて私に会った日に、家に帰るなりママに「今日、僕のお嫁さんになる人を見つけたよ」と伝えていたことは、結婚してから初めて知った。

 

そんなふうに適当に行くことに決めたあの国で、こんな出会いが待っているなんてねぇ。
縁というのは、どこに転がっているのか分らないもんだよねぇ。

そして、そんなふうにお互いに強力にビビビっと来たラブラブカップルでも、別れちゃったりするんだから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人の人生なんて、ほんと先は分んないよねぇ・・・・・・・・・・・・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする