気がつけば、日の出の時間も遅くなり,日の入りも早くなり,もうすぐ、彼岸です。
夏の暑さから、長袖が欲しくなる今日この頃です。
早朝に家を出た方が、車も込んでいない時間帯を車を運転できるので,今回は,早朝に家を出て、日の出頃に釣り場に到着しました.さすがに誰もいない湖です。前回フィーディングしたポイントへ再度入ることにしました.
今回のロッドは12フィートを使います.カープロッドを使い始めての、最初のロッドが,Daiwaのマッドドラゴンの12フィートの3ポンドでした。何年か使ううちに、自分の中では一つのスタンダードな竿で,この長さや硬さ等が基準で他の竿を評価するようになっています。どんな竿でも、慣れることで自分の腕の延長のように感じられることで,その竿の価値も自分とって倍増するのでしょう.初期のマッドドラゴンから今はKガイドの2代目のマッドドラゴンになり、今回はこの2代目のKガイドのマッドドラゴンを使います.リールは同じDaiwaのトーナメントISO遠投5000です。道糸を4号300m巻いています.ロッドポッドも石のゴトゴトした釣り座では、このDaiwaのランチャーポッドが高さや水平を保つのには便利なので,今回使用します。長い間使用しているにもかかわらず、故障もトラブルも無く使えているこのロッドポッドは今は廃盤になっているようですが,確かな製品であると言えるでしょう.
さて、今回は800gほどフィーディングして、喰わせは20mmのブローバックリグです。使ったボイリーは、フィーディングはEuroCarpのクライマックス15mmとGrand Capeのシークレット15mmでした。喰わせは、Grand Carpeのザリガニ20mmでした。最近は,栄養があり、防腐剤の少ないものを使うように心掛けています。結局のところ,鯉にとって栄養価があり、防腐剤の少ない成分が餌として好む餌になりうるという視点は大事に考えたいものです。
ダンゴ餌でもそうですが、最初は皆さん、メーカーの配合餌を使っていましたが,経験を積むに従って、各人が成分を研究してオリジナルの配合を考えていくように、CarpFishingでも同じような傾向になると考えられます。最近は各ショプでもオリジナルのボイリーを作り始めたり、選択肢も増えることで、よりユザーフレンドリーなCarpFishingになりつつあるのでしょうか。これからは餌も競争の時代に入るのかも知れません。
さて、仕掛けを投入して、ゆっくり朝食をとテーブルに出した時、朝の6時過ぎです。投入後15分過ぎた時に当たりを知らせるデルキムの音が鳴りました。釣り座に行くとスプールから糸が勢いよく出ています。前回のフィーディングが効いていたのか,こんな事も有るんですね.竿を持つと12フィート3ポンドの竿にずっしりと良い手応えです。既に糸は200m程出ています。竿の軽さと柔らかさで鯉の引きにも、柔軟に対応でき、確実に寄せられます。足下に寄せて来ても、なかなか元気で何回も足下から沖へ逃げようと繰り返しながらも10分くらいでネットイン。大きさは97cmでした。
その後打ち返して、ゆっくり朝食を済ませ,朝刊に眼を通していた頃に、また同じ竿に当たりを知らせるデルキムの音です.先ほどの鯉とは違って少し軽く感じながらもじっくり引きを味わいながらネットイン。今度のは90cmです。余呉にしては、こんな当たりは珍しく、意外な感じですが,これから少し期待できる季節になるのかと淡い期待感に胸が膨らみます。
最初の当たりの後,追い餌を打って連続ヒットを狙っての90cmなので、満足いくものでした.今回もその後の連続ヒット狙って、追い餌を打つも当たりは無く、普段の余呉の状況に戻ります.夕方には,夜と早朝の時合を狙って、少しフィーディングをして車中泊に入ります.いつしか眠りに入って、突然車内に響くデルキムの音に目が覚めたのは,早朝の暗闇の3時半です。車からゆっくり足下に気をつけて釣り座にいき,竿を持つと既に左の方向にかなり糸が出ています。手応えは先の2本程ではなく、あまり抵抗も無く寄って来ます。ヘッドライトの灯りで湖面を照らしながら、白く浮き上がって来る魚体を確認しながらネットイン。今度は72cmの小型ですが,3本目であるので,余裕も有り、優しくリリースしてまた車に戻ります.
その後は、目が覚めて朝の時合を期待しながら当たりを車内で待っているものの、とうとう朝の当たりは無く、それでも午前中は期待しながら待つも結局、その後は当たりも無く.今回は昼で納竿して家路につきました.
このところの余呉は厳しい状況でなかなか当たりも無かったものの、ここにきて何とか3本喰わせたことで今後に希望が持てました.何人かのアングラーとも情報交換しながらの連休初日の余呉でした。